BMW、コンパクトSUV「X1」を発表

2010.04.20 自動車ニュース

BMW、コンパクトSUV「X1」を発表

BMW、コンパクトSUV「X1」を発表

BMWジャパンは2010年4月20日、新型コンパクトSUV「X1」を発表。同日販売を開始した。

■「Xモデル」ファミリーの末弟

BMWは1999年にSUV(同社ではSAV=スポーツ・アクティビティ・ビークルと呼ぶ)「X5」を発表。北米で大ヒットとなり、「ポルシェ・カイエン」「フォルクスワーゲン・トゥアレグ」などのフォロワーを生んだのは記憶に新しい。さらにそのコンパクト版ともいえる「X3」を2004年に発表し、こちらも「メルセデス・ベンツGLK」や「アウディQ5」などの誕生に影響を与えている。
さらにファミリーは拡大し、クーペデザインをまとった「X6」を2008年に発表。そして、「Xモデル」の末弟として、2009年9月のフランクフルトモーターショーでお披露目され、このたび日本に上陸したのが「X1」である。

ライバルはヨーロッパで人気の高い「フォルクスワーゲン・ティグアン」あたりだが、前後の短いオーバーハング、長いホイールベースに加え、低い全高が、従来のSUVとは異なるテイストを醸し出しており、キャラクターの違いは明確。自由にアレンジできるリアシートなど使い勝手のよさと、BMWらしい俊敏な走りを共にアピールして「走りにこだわるアクティブでスポーティなユーザー」をターゲットとする。

グレードは、2リッター後輪駆動の「sDrive 18i」と、3リッター四輪駆動の「xDrive 25i」の2種が用意される。価格は363.0万円と480.0万円。いずれもステアリングポジションは右となる。


BMW、コンパクトSUV「X1」を発表

■立体駐車場にも入る大きさ

ディメンションは全長×全幅×全高=4470×1800×1545mmで、兄貴分の「X3」よりひとまわり小さいサイズ。なお、このボディサイズは開発段階から日本市場の特性も十分考慮され、立体駐車場にも入る大きさが実現したのだという。ホイールベースは2760mmと、「3シリーズ」と同じ数値となっている。

外観では長いボンネットとホイールベース、低い位置のルーフが特徴的。ボンネットにはキドニーグリルに続くプレスラインが彫り込まれ、張り出したフェンダーなどとともに力強さを強調。ヘッドライト上部がマスクされることで、精悍な表情が演出される。さらに前後に備わるシルバーのアンダーガードが、「Xモデル」のファミリーであることを主張する。

■荷室は最大1350リッター

インパネは他のBMWモデルにも通じる水平基調のデザインを採用。センターコンソールはドライバー側にやや傾いたドライバーオリエンテッドなつくりとなっている。

「1シリーズ」より90mm高く設定されたシート位置は、良好な視界の確保のほか、乗り降りのしやすさにも貢献するとうたわれる。
後席は最大31度傾けられるバックレストを持つ3人掛け。4:2:4の3分割可倒式を採用し、荷室容量は420リッターから、最大1350リッターまで広げることが可能。ラゲッジルーム下には小物トレーも用意される。

ドライバー側ドア上部にはサングラスケースが備わり、4枚のドアにはそれぞれペットボトルホルダーを設置するなど、アクティブ層に向けたクルマらしく、収納も充実している。


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■「Xモデル」初のFR車

エンジンは2種。「sDrive 18i」は2リッター直4DOHCを搭載し、最高出力150ps/6400rpmと最大トルク20.4kgm/3600rpmを発生する。一方「xDrive 25i」は、218ps/6100rpmと28.6kgm/2500-3500rpmというパフォーマンスの3リッター直6DOHCを積む。
前者は「Xモデル」初となる後輪駆動(FR)を採用。後者は「xDrive」の名が示すとおり、フルタイム4WDシステムを備える。トランスミッションには、いずれも6段のトルコン式ATが組み合わされた。

燃費向上に寄与する、ブレーキ時の回生エネルギーをバッテリーに蓄える「マイクロハイブリッド」システムは、「xDrive 25i」にのみ装備。SUVとしては良好なCd値=0.32などとも相まって、燃費は「sDrive 18i」が11.4km/リッター、「xDrive 25i」が9.9km/リッターを記録する(いずれも10・15モード)。


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■“走り”のオプションも

シャシーは「3シリーズ」のものをベースとし、サスペンション形式は前 ダブルジョイントスプリングストラット式、後 5リンク式を採用する。タイヤは両グレードともにランフラット。

走行安定性を高めるDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)は標準。4WDモデルにオプションで用意される「パフォーマンスコントロール」は、前後の駆動力配分に加え、個々のホイールをブレーキ/トルク制御することで、さらにダイナミックな走りを実現するという。

このほか、ルーフレールや電動パノラマサンルーフ、リアビューカメラなどもオプション設定される。

(webCG 本諏訪)

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