【スペック】全長×全幅×全高=4735×1795×1440mm/ホイールベース=2725mm/車重=1460kg/駆動方式=FF/2.5リッター直列4気筒DOHC(170ps/6000rpm、23.0kgm/4000rpm)/価格=275万円(テスト車=312万2750円/HDDナビゲーションシステム=30万4500円/SRSエアバッグシステムカーテン&フロントサイド=6万8250円)

マツダ・アテンザスポーツ25Z(FF/6MT)【試乗記】

広島のドイツ人 2010.04.16 試乗記 マツダ・アテンザスポーツ25Z(FF/6MT)
……312万2750円

マイナーチェンジを受けた「マツダ・アテンザ」シリーズの高性能バージョンは、いわゆるスポーティセダンとは趣を異にしていた。

ドイツじゃスター

クルマにちょっと興味があるとか、クルマも嫌いじゃないというぐらいの人に「マツダのアテンザ、マイナーチェンジしましたね」と話を振っても、おそらく「ん?」という反応しか返ってこないだろう。正直、日本でのアテンザはぎんぎんに存在感があるモデルではない。ま、いまの日本で存在感があるクルマはなんだ、と問われると答えに困るわけですが、マイチェン前の“販売には不利な時期”とはいえ、アテンザの登録台数は2009年12月が287台、2010年1月が583台。

ところがどっこい、ドイツでは事情が違う。JDパワー&アソシエイツ社による「2009年ドイツ自動車顧客満足度調査」によれば、「マツダ6」(アテンザの欧州名)はアッパーミディアムカー部門で「ルノー・ラグナ」「トヨタ・プリウス」に僅差(きんさ)で続く堂々第3位。2006年には先代マツダ6はこのカテゴリーで見事に1位を獲得している。アテンザ、ドイツではスターだ。

日独での評価の違いは面白い。てなことを思いながら、マイチェンを受けたアテンザ・シリーズで一番の“走り仕様”である「アテンザスポーツ25Z」の6MT仕様に試乗する。「アテンザスポーツ」は5ドアハッチバックのボディタイプ。他に4ドアセダンとステーションワゴンがラインナップされるなかで、最もスポーティな位置づけとなる。5段AT以外に6段MTが選べるのも「アテンザスポーツ」だけだ。また、セダンとワゴンでは2リッター直噴の直列4気筒エンジンも用意されるが、「アテンザ・スポーツ」では2.5リッター直4(直噴にあらず)だけが積まれる。

2008年2月のフルモデルチェンジから2年、「マツダ・アテンザ」シリーズにマイナーチェンジが実施された。ハッチバックモデル「アテンザスポーツ」のリアコンビランプは、クリアのレンズと透明感のあるLEDランプの組み合わせに変更されている。18インチのアルミホイールのデザインも一新された。
2008年2月のフルモデルチェンジから2年、「マツダ・アテンザ」シリーズにマイナーチェンジが実施された。ハッチバックモデル「アテンザスポーツ」のリアコンビランプは、クリアのレンズと透明感のあるLEDランプの組み合わせに変更されている。18インチのアルミホイールのデザインも一新された。
意匠に大きな変更はないものの、黒い樹脂部分のツヤ感が増し、クロームメッキ部分がぴかぴか輝くようになるなど、マイチェン前より高く見えるようになったインテリア。
意匠に大きな変更はないものの、黒い樹脂部分のツヤ感が増し、クロームメッキ部分がぴかぴか輝くようになるなど、マイチェン前より高く見えるようになったインテリア。
関連記事
  • マツダ・アテンザセダンXDプロアクティブ(FF/6AT)【試乗記】 2016.10.3 試乗記 「アクセラ」に続き、フラッグシップモデルの「アテンザ」にも、さらなる“走る歓び”を追求するマイナーチェンジが施された。G-ベクタリングコントロールなどの新機軸を得た新型の走りはどう変わったのだろうか。
  • マツダ・アクセラスポーツ15XD(FF/6AT)/アクセラセダン22XD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2016.8.18 試乗記 「マツダ・アクセラ」がマイナーチェンジを受け、1.5ディーゼル搭載の「15XD」が登場。また、さらなる人馬一体感を実現する「G-ベクタリングコントロール」が採用された。注目の「15XD」と、2.2ディーゼルの「22XD」に試乗した。
  • マツダCX-5 XD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】  2017.3.13 試乗記 「マツダCX-5」がフルモデルチェンジ。新型は内外装を一新、G-ベクタリングコントロールなどの最新技術も新たに装備される。2.2リッターディーゼルエンジン搭載の「XD」で、春二番吹き荒れる如月(きさらぎ)の房総を走った。
  • マツダ・アクセラスポーツ/アテンザワゴン/デミオ【試乗記】 2017.1.26 試乗記 マツダの現行ラインナップに北海道・剣淵のテストコースで試乗。彼らが独自のシャシー制御技術とマン・マシン・インターフェイスに対する“こだわり”によって追及しているものとは何か? 雪上でのドライビングを通して確かめた。
  • 第407回:DSの「第2章」が始まる
    ブランド統括責任者が語るこれからのDS
    2017.4.28 エディターから一言 日本でも専売店「DSストア」をオープンするなど、“攻め”の姿勢を見せているフランスのDSオートモビル。同社のブランド統括責任者、エリック・アポド氏にインタビューし、大きな変化を遂げようとしているDSの今、そして将来について聞いた。
  • プジョー308SW GT BlueHDi(FF/6AT)【試乗記】 2017.4.25 試乗記 ディーゼルの本場フランスのプジョーが日本に導入したクリーンディーゼルモデル「308SW GT BlueHDi」で、東京から名古屋までのロングツーリングを実施。往復735kmの道のりで見えてきた、このクルマの魅力と欠点とは?
  • マツダCX-5 20Sプロアクティブ(FF/6AT)【試乗記】 2017.4.14 試乗記 2リッターのガソリンエンジンを搭載する「マツダCX-5」のベースグレード、「20S」に試乗した。ディーゼルモデルが圧倒的な人気を集めるCX-5のラインナップにおいて、パワーもトルクも控えめに映る20Sの“存在意義”とは? その魅力を探った。
  • BMW 523dラグジュアリー(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.2 試乗記 全方位的進化を遂げた新型「BMW 5シリーズ」。部分自動運転を可能とし、燃費も大幅に改善するなど話題に事欠かないが、実際に運転してひしひしと伝わってきたのは車体の“軽さ”だった。「523dラグジュアリー」に試乗した。
  • マツダ・アクセラスポーツ15XD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2016.9.7 試乗記 マイナーチェンジを機にラインナップに加えられた、「マツダ・アクセラスポーツ」の1.5リッターディーゼルモデルに試乗。新たなパワーユニットがもたらす走行性能や、走りの質を向上させるという新技術の効果についてリポートする。
  • マツダ・アテンザセダン25S Lパッケージ(FF/6AT)/アテンザワゴン20S(FF/6AT)【試乗記】 2012.12.29 試乗記 マツダ・アテンザセダン25S Lパッケージ(FF/6AT)/アテンザワゴン20S(FF/6AT)
    ……313万6500円/280万9750円

    「SKYACTIV(スカイアクティブ)」テクノロジーと「魂動(こどう)」デザインを採用し、生まれ変わった新型「アテンザ」。マツダの新たなフラッグシップモデルの実力を、まずはガソリンエンジン搭載車で試した。
ホームへ戻る