【スペック】全長×全幅×全高=4080×1740×1395mm/ホイールベース=2435mm/車重=1160kg/駆動方式=FF/1.5リッター 直4SOHC16バルブ(113ps/6000rpm、14.7kgm/4800rpm)、モーター(14ps/1500rpm、8.0kgm/1000rpm)/価格=249万8000円(テスト車=278万4000円/HDDインターナビシステム(リアワイドカメラ付き)+ETC車載器=28万6000円)

ホンダCR-Z α(FF/CVT)【試乗記】

二兎を追う“夢” 2010.04.12 試乗記 ホンダCR-Z α(FF/CVT)
……278万4000円

ハイブリッドカーでありながらスポーツカーを称する「ホンダCR-Z」。掲げられた“二枚看板”の、真偽のほどは!? 売れ筋グレードで試した。

時代を先取り

ハイブリッドのスポーツカーたる「ホンダCR-Z」は今、注目の的だ。エコは現代の最優先課題ではあるが、クルマを操る面白さという観点から見ると、ハイブリッドカーは、必ずしも高い得点がイメージされるものではない。面白く走らせるならスポーツカー、スポーツカーはスピードを楽しむもの、それはエコドライブとは相反するもの……と受け取られがちだ。しかし、どちらも効率を尊ぶ点など、共通項もないわけではない。だからハイブリッドとMTを組み合わせたホンダの狙いは、まさに時代背景を先取りしたコンセプトともいえる。

ハイブリッドカーのひとつの目的は燃費効率であるが、ATよりもMTの方が、変速作業を機械にまかせず自分の手で行うことで、さらに高効率を期待できるのではないか――という疑問をもつ人は少なからずいる。
MTは時間(=速度)と経済(=燃費)、両方の効率を実現できる二面性を合わせもつ。そこにハイブリッド・スポーツカーの存在する意味がある。しかし、変速操作を個人の技量にゆだねないで済むATは、今ではときにMT以上の燃費効率を発揮できるのも事実だ。とくにファイナルを小さくして低回転で回すAT(総減速比:2.22)は、高速道路でMT(同:2.83)より好燃費を記録する例がほとんど。そこで今回は、AT(CVT)の「CR-Z」で、燃費に注目しつつ、さらに操縦安定性や乗り心地もどのようなものなのかチェックしてみた。

「低・短・ワイド」をコンセプトに、ワンモーションフォルムとされた「CR-Z」。低いルーフとそこに置かれる「シャークフィンアンテナ」、サイドのキャラクターラインなど、デザインには多くのこだわりが盛り込まれた。
「低・短・ワイド」をコンセプトに、ワンモーションフォルムとされた「CR-Z」。低いルーフとそこに置かれる「シャークフィンアンテナ」、サイドのキャラクターラインなど、デザインには多くのこだわりが盛り込まれた。
今回のテスト車は、最も需要の多い、CVTモデルの「α」(上級グレード)。センターコンソールやドアノブの「高輝度メタルガーニッシュ」や本革巻きステアリング、ブルーのイルミネーションなどがインテリアの特徴だ。
今回のテスト車は、最も需要の多い、CVTモデルの「α」(上級グレード)。センターコンソールやドアノブの「高輝度メタルガーニッシュ」や本革巻きステアリング、ブルーのイルミネーションなどがインテリアの特徴だ。
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