最速のフェラーリ、「599GTO」が登場

2010.04.09 自動車ニュース

フェラーリ、最速のロードカー「599GTO」を発表

伊フェラーリは、2010年4月23日に開幕する北京モーターショーに、ニューモデル「599GTO」を出展すると発表した。

■最速のV12ベルリネッタ

“ロードカー最速”をうたう新型のV12ベルリネッタ、「599GTO」が北京モーターショーでベールを脱ぐ。「GTO」の名は、古くは1960年代の「250GTO」がそうであったように、GTカーレースに出場するためのホモロゲーションモデル(認証取得モデル)であることを意味する。ベースとなった車両が素の「599」ではなく、そのワンメイクレース仕様の「599XX」であることも、このクルマの素性を物語っている。「599GTO」は、ロードゴーイングカーでありながら、限りなくサーキット仕様に近いモデルなのである。

フロントに搭載されるエンジンは、「599」に比べ、50ps増しとなる670psのV12。最大トルクも3.1kgm大きくなり、63.2kgmを発生する。組み合わされるトランスミッションは、2ペダル式MTの「F1トランスミッション」。出力の向上に加え、こちらもギアチェンジを0.06秒以下で終えられるようセットアップされた。実際の0-100km/h加速タイムは、599の3.7秒を大きくしのぐ、3.35秒をマーク。最高速は335km/hで、フィオラノサーキットのラップタイムも、フェラーリ史上最速ランクに位置する1分24秒を記録したという。

これらハイパフォーマンス実現のためのポイントしては、エンジン以外に、車体の軽量化やエアロダイナミクスも貢献しているという。薄型ガラスを含め、ボディ各部の素材は軽量なものに置換された結果、パワーウエイトレシオは2.23kg/psを達成。また、専用のエアロパーツを採用したことにより、200km/h走行時に144kgものダウンフォースが得られるなど、高速走行時の操縦安定性も高まったとされる。

シャシーでは、ロール剛性を高めるための強化スプリングやスタビライザー、磁性流体を使ったサスペンション「SCM」の進化バージョンが「SCM2」見どころ。タイヤはミシュランの「スーパースポーツ」が採用され、サイズはフロントが285/30ZR20、リアは315/35ZR20となっている。

かような「フェラーリ599GTO」、その名にちなんだ599台限定で販売されるとのことだ。

(webCG 曽宮)

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