【スペック】E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン:全長×全幅×全高=4900×1855×1515mm/ホイールベース=2875mm/車重=1770kg/駆動方式=FR/1.8リッター直4DOHC16バルブ・ターボ(204ps/5500rpm、31.6kgm/2000-4300rpm)/価格=669万円(テスト車=739万9000円)

メルセデス・ベンツEクラスステーションワゴン【試乗記】

“気が利く”ワゴン 2010.04.09 試乗記 メルセデス・ベンツE250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン(FR/5AT)/E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド(4WD/7AT)

……739万9000円/962万5000円


「メルセデス・ベンツEクラス」に待望のワゴンボディが登場。1.8リッターのベーシックグレードと、3.5リッターの四駆モデルに下野康史が試乗した。

人気のワケ

新型「Eクラス(W212)」に予定通りステーションワゴンが加わった。
日本車のワゴンブームはすっかり下火になってしまったが、輸入車はいまなお堅調で、Eクラスもこれまでの販売実績ではシリーズ全体の2〜3割がワゴンだった。一般的にワゴンはセダンよりも高い。今度のEクラスでも、同じエンジン/グレードのセダンと比べて“ワゴン代”はプラス35万円だ。でも、100万円の35万円高はイタイが、700〜800万円クラスの35万円なんて“誤差”の範囲内、とは言わないまでも、払える人にとっては大問題ではないだろう。Eクラスワゴンの人気には、そんな背景もあるかと思う。

新しいワゴンボディは先代よりキモチ大きくなった。すなわち、ホイールベースは20mm、全長は15mm延び、全幅は35mm拡大している。それでいながら、5.3mの最小回転半径はキープ。今度のEワゴンも、サイズのわりにこまわり君である。

後席を畳むと、VDA方式で1910リッターを誇る荷室容量は、ステーションワゴンとしては世界最大だという。端的に言うと、「ボルボV70」や「アウディA6アバント」や「BMW5シリーズツーリング」などより広いということだ。
大きさもさることながら、たしかに使いやすそうなのは、荷室フロアにタイヤハウスの出っ張りがまったくないことである。フロアの地上高も低いから、リアタイヤをいったいどこへしまい込んでいるのか、手品のように不思議だ。

テールゲートを開け、荷室の側壁に付くレバーを引くと、後席背もたれが前に倒れて、フラットフロアになる。「EASY-PACKクイックフォールド」という便利な新機軸だ。前席にメモリー付きの電動シートが備わる上級モデルでは、この機能と連動してフロントシートを必要なだけ前に出してくれる。質実剛健な機能性で売ってきたメルセデスのワゴンも、どんどん“気が利く”ようになってきた。

 
メルセデス・ベンツEクラスステーションワゴン【試乗記】の画像
「EASY-PACKクイックフォールド」は、テールゲートや後席左右にあるレバーを引くだけで後席背も たれを前に倒せる機構。床下には92リッターの収納スペースも備わる(E350 ブルーテックは除く)。
「EASY-PACKクイックフォールド」は、テールゲートや後席左右にあるレバーを引くだけで後席背も たれを前に倒せる機構。床下には92リッターの収納スペースも備わる(E350 ブルーテックは除く)。
通常で655リッターの積載容量を確保するワゴンは、5名乗車時でも4つのゴルフバッグを積むことが可能だ。
通常で655リッターの積載容量を確保するワゴンは、5名乗車時でも4つのゴルフバッグを積むことが可能だ。

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