フェラーリとランボの見どころはここ!【パリサロン2012】

2012.10.04 自動車ニュース

【パリサロン2012】フェラーリとランボの見どころはここ!

ニューモデルラッシュのパリモーターショー。マセラティ、フェラーリ、ランボルギーニなど、イタリア勢の見どころを紹介しよう。

■「グランカブリオ」にもMCモデル

マセラティブースの主役を務めた「グランカブリオMC」は、レース直系の「グラントゥーリズモMCストラダーレ」のエッセンスを振りかけたオープン4シーターである。MCストラダーレ譲りのフロント周りなどで空力特性を向上させたボディーには、最高出力460psを発生するV型8気筒4.7リッターエンジンを搭載。「MCオートシフト」と呼ばれる6段ATを組み合わせる。

なお、マセラティは同時に今後発売予定の、三つの新型車の車名を発表した。まず「クアトロポルテ」が近日中に刷新される。そして「メルセデス・ベンツE63 AMG」や「BMW M5」などをターゲットとするセダンには「ギブリ」の名が与えられる。さらに2014年にはSUVの「レヴァンテ」を投入。これらを得て2015年には年間5万台を販売するのがマセラティの野望である。

■次期スペシャルフェラーリの骨格はF1譲り

フェラーリブースの花形は、何と近い将来登場予定のスペシャルモデルに使われるコンポジットシャシーであった。強調されているのは、最新のカーボン生産技術であるRTM法を使っていないということ。理由として「性能と機能がフェラーリの求めるレベルに届かなかった」とうたっている。代わりに用いられたのはF1マシンと同じクオリティーのカーボンファイバー技術。実際、開発はかつてのF1マシン開発を指揮したロリー・バーンが率いているという。

要するに、最近増えてきたカーボンボディー車に対して「ウチのはホンモノ」と言っているわけである。もちろんスペシャルモデルなら、それで十分元も取れるわけで、さすがフェラーリである。

■フェイスリフトを受けた「ガヤルド」

一方、ランボルギーニでは「ガヤルドLP560-4」が外観に小変更を受けた。各部にランボルギーニの象徴である三角形と台形のモチーフを使い、表情に新鮮味が加わった。同時に「LP570-4スーパーレジェーラ」「LP570-4スパイダー ペルフォルマンテ」に、固定式リアウイングとカーボンセラミックブレーキを備えた「エディツィオーネ テクニカ」仕様も追加された。

■「フィアット・パンダ」に4×4を追加

続いてはフィアット。人気の「フィアット500(チンクエチェント)」の4ドア版として登場したのが「500L」だ。といっても単にドア数を増やしただけではなく、ボディーは全長4.15m×全幅1.78m×全高1.66mへと大幅に拡大されている。いわば500版「MINIクロスオーバー」である。何とエスプレッソマシンの搭載など面白い仕掛けもいっぱいの一台だ。

そして日本未導入の新型「パンダ」に魅力的なモデルが加わった。歴代モデルに「4×4」と呼ばれる四輪駆動モデルを設定してきたパンダに、早速4×4が設定されたのだ。四輪駆動システムは電子制御式デフロックを用いた本格的なもの。ガソリンパワーユニットはツインエアである。地上高を引き上げ、アンダーガードを装着するなどSUV風の仕立てとした外装も魅力的である。

(文と写真=島下泰久)

「マセラティ・グランカブリオ」にも「MC」モデルが登場。
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フェラーリは、次期スペシャルモデルのためのカーボンコンポジット製センターモノコックを公開した。
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フェイスリフトを受けた「ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4」。
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「フィアット500L」
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「フィアット・パンダ4×4」
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