「マセラティ・グランカブリオ」が日本デビュー!

2010.03.29 自動車ニュース
「マセラティ・グランカブリオ」
「マセラティ・グランカブリオ」が日本デビュー!

マセラティの新型オープン「グランカブリオ」、日本デビュー

マセラティの日本総代理店を務めるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、2010年3月29日、フル4シーターコンバーチブルの「グランカブリオ」を発表した。

運転席まわりの様子。トランスミッションはシフトパドル付きの6段ATのみ用意される。
「マセラティ・グランカブリオ」が日本デビュー!

■ラインナップを固めるオープン

4ドアセダンの「クアトロポルテ」、2ドアクーペの「グラントゥーリズモ」に続く新世代マセラティ第3のモデル、「グランカブリオ」が発表された。

グランカブリオは、グラントゥーリズモをベースに仕立てられたオープンスポーツで、マセラティとしては初の4シーターカブリオレとなる。従来のオープンモデル同様、ソフトトップを採用し、マセラティらしい美しいフォルムを表現したという。

パワートレインは、グラントゥーリズモSオートマチックと同じ4.7リッターV8(440ps/50.0kgm)と6段ATを採用。価格は1850.0万円で、2010年6月初旬にデリバリー開始。2010年の販売は、70台が見込まれている。

流麗なフォルムをもつグランカブリオ。ホイールは標準で大径の20インチ。
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■ピニンファリーナがスタイリングを担当

これまでマセラティが生み出したコンバーチブルは、「A6Gフルアスパイダー」(1950年)、「3500GTヴィニャーレスパイダー」(1960年)、「ミストラルスパイダー」(1964年)、「ギブリスパイダー」(1968年)、「マセラティ スパイダー」(2001年)など、すべて2シータータイプだった。しかし、マセラティによれば、現在のオープンカー市場は、2シーターのシェアが28%にとどまり、残り72%をフル4シーターと2+2が占めるという。こういった状況を踏まえて、マセラティは新しいコンバーチブルを4シータータイプとし、「グランカブリオ」として世に送り出した。

ピニンファリーナがスタイリングを担当したこのオープンカーは、伝統的なソフトトップを採用、グラントゥーリズモの美しさを踏襲する。後席は、プラス2ではなく「大人でも余裕あるスペースを確保した」とのことで、“フル4シーターコンバーチブル”を掲げる。


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後席の居住性が自慢のグランカブリオだが、荷室容量はごらんのとおり。大荷物を詰め込むようにはできていない。
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■ソフトトップの弱点を払拭

3層構造のソフトトップは、クローズ走行時の静粛性に加えて、最高速でもバルーン現象(ソフトトップが膨らむこと)を極力抑えるよう配慮されているという。開閉に要する時間は、窓の上下(8秒)を含めて28秒。30km/h以下なら走行中でも操作可能だ。エアコンやオーディオは、オープン時とクローズ時で異なる制御を行い、快適性を高める。

オープン化にあたってはサイドシルやAピラーに補強を施すなどして、「このクラスでは最も高い静的ねじれ剛性値と動的ねじれ剛性値を達成した」(プレスリリース)。万一の横転に備え、リアシート後部にはポップアップ式のロールバーを配置。クーペに対する重量増は100kgで、うちルーフシステムが65kgを占める。

ソフトトップは6色から選択が可能で、さらに、ボディカラー14色、ポルトローナフラウ社製のレザー11色、ウッドパネル10種類を自由にアレンジできる。

クローズドボディの「グラントゥーリズモSオートマチック」と共通の心臓部。
「マセラティ・グランカブリオ」が日本デビュー!

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■クーペに負けない走りを求めて

パワートレインは、グラントゥーリズモSオートマチックと同じ。すなわち、最高出力440ps/7000rpm、最大トルク50.0kgmを発生する4.7リッターV8とトルクコンバーター式の6段ATを採用する。最高速は、クローズ時が283km/h、オープン時は274km/hだ。

クーペに負けないハンドリングを実現するため、前後重量配分にもこだわりを見せる。具体的には、オープン時が前48:後52、クローズ時が前49:後51で、ルーフの状態にかかわらない重量バランスの最適化を図った。

新車発表会には、マセラティ・アジア・パシフィックのCEOを務めるシモーニ・ニコライ氏も来日。「グランカブリオの登場は、マセラティのマスターピースに、新たな1台が加わったことを意味します。いつもの道を、驚くべき旅路に変えるグランカブリオ。新しいマセラティのドライビングをぜひ体験してほしい」と述べ、グランカブリオの魅力をアピールしていた。

(文=生方聡)

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