体験型自動車イベント「FMD 2010」開催!

2010.03.29 自動車ニュース
イベント入場料(前売1000円、当日1500円)と駐車料(1500円)だけで、クラブやチームの「オフ会」の会場を提供し、おまけにレーシングコースを走れるという、お得感のある「オフ会体験走行」。これは新旧「GT-R」のチームだが、珍しいところでは「三菱レグナム」のチームなども参加していた。
カラダで感じる自動車イベント「FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM 2010」開催

カラダで感じる自動車イベント「FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM 2010」開催

2010年3月28日、静岡県小山町の富士スピードウェイで「FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM 2010」が開かれた。

プロドライバーの駆るオフィシャルカーとGAZOO Racingのマシンに乗ることができる「同乗体験走行」。写真は2010年1月の東京オートサロンでデビューした、「トヨタ・アイゴ」をベースとする「FRハッチバックコンセプト」に同乗する権利を抽選で引き当てた幸運な来場者。
プロドライバーの駆るオフィシャルカーとGAZOO Racingのマシンに乗ることができる「同乗体験走行」。写真は2010年1月の東京オートサロンでデビューした、「トヨタ・アイゴ」をベースとする「FRハッチバックコンセプト」に同乗する権利を抽選で引き当てた幸運な来場者。
ジムカーナコースで行われた「スムーズスラロームチャレンジ」。スラロームコースを、車載のG(重力)センサーを反応させずに、いかにスムーズに速く走り抜けるかを競うもので、1日中盛況だった。参加者に競技の説明をしているのは、モータージャーナリストの竹岡圭さん(中央)。
ジムカーナコースで行われた「スムーズスラロームチャレンジ」。スラロームコースを、車載のG(重力)センサーを反応させずに、いかにスムーズに速く走り抜けるかを競うもので、1日中盛況だった。参加者に競技の説明をしているのは、モータージャーナリストの竹岡圭さん(中央)。

■参加型のモータースポーツイベント

「見るだけではなく体験しよう!」をテーマに掲げた「FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM 2010」。コアなファンのみならず、幅広い層の人々にモータースポーツの楽しさを実際に知ってもらおうという、参加型のファン感謝イベントである。
3回目、そして富士スピードウェイのリニューアル5周年記念となる今回は、トヨタのクルマ好きの輪を広げる活動「GAZOO Racing」の協力を得ての開催となった。

プログラムは盛りだくさんだ。メインコースではオフィシャルカーとGAZOO Racingのマシンの同乗体験走行に始まり、オーナー自身のクルマによる「オフ会体験走行」、「フォーミュラニッポンデモ走行」、ドリフトマシンによる「D1 GP同乗体験走行」、「2座フォーミュラ同乗体験走行」などをラインナップ。これらのうちフォーミュラニッポンを除いては、すべて来場者が参加するプログラムであることからも、このイベントの趣旨がおわかりいただけるだろう。

いっぽうパドックやイベント広場では、500台近い“痛車”が集まったその名も「痛車サミット」から、ドライバーやチーム監督のトークショーおよびサイン会、お笑いライブや子供向けの戦隊ショーまでが用意されていた。加えてショートコースではドライビングレッスン、ジムカーナコースではスムーズスラロームチャレンジといったGAZOO Racing提供による、参加者がステアリングを握るプログラムを実施。モータースポーツファン、クルマ好きから家族連れまでが楽しめるバラエティに富んだプログラムが揃っていた。

全60台のエントリー車が、20台ずつ走行した「ハイブリッドチャレンジ」のスタート風景。オフィシャルによって車載の燃費計がリセットされ、1台1台スタートしていく。ナビゲーターは必須で、定員までならエクストラの同乗もOK。
全60台のエントリー車が、20台ずつ走行した「ハイブリッドチャレンジ」のスタート風景。オフィシャルによって車載の燃費計がリセットされ、1台1台スタートしていく。ナビゲーターは必須で、定員までならエクストラの同乗もOK。
自作のスパッツを装着、サイドミラーを小さくて軽量なものに替え、室内も軽量化するなどのエコチューンが施された先代プリウス。基準タイムよりゆっくり走ったため、10km分のペナルティを受けたものの、結果は32.6km/リッターで3位。
自作のスパッツを装着、サイドミラーを小さくて軽量なものに替え、室内も軽量化するなどのエコチューンが施された先代プリウス。基準タイムよりゆっくり走ったため、10km分のペナルティを受けたものの、結果は32.6km/リッターで3位。
アニメキャラクターのイラストを全身にまとう“痛車”も500台が集結。写真の「トヨタMR-S」のほか、フェラーリやアウディといった高級輸入車の姿も。
アニメキャラクターのイラストを全身にまとう“痛車”も500台が集結。写真の「トヨタMR-S」のほか、フェラーリやアウディといった高級輸入車の姿も。

■メーカー混合のエコランレースも

なかでも注目を集めたのは、GAZOO Racingが企画した「ハイブリッドチャレンジ」。60台のハイブリッド車がレーシングコースを舞台に燃費を争う、日本初となる本格的なハイブリッド車のエコラン競争である。
ルールは基準タイム(9分00秒〜9分20秒)に合わせて、本コースを2周走行する間の燃費を競うというもので、基準タイムより速くても遅くても減点の対象となる。
エントリーした60台の内訳は、「トヨタSAI」が2台、初代および現行の「ホンダ・インサイト」が1台ずつ、あとは先代および現行「トヨタ・プリウス」で、『webCG』もスタッフカーである現行プリウスで参加した。

すべてのエントラントが、ハイブリッド車で富士スピードウェイを走るのは初めてという、まさに手探り状態のレースだったが、優勝した先代プリウスの記録は、リッターあたり43.6km! これは基準タイムより1分近く遅かったため、マイナス5kmのペナルティが課せられた結果であり、実際の燃費は48.6km/リッターだった。
ちなみに『webCG』プリウスは23.7km/リッターで21位。タイヤの空気圧を高めにしたほかは、ほとんど何の戦略もなしに走ったわりには、まずまずの結果だったというのがスタッフの感想である。

この日の富士スピードウェイは最高気温が10度に満たず、午後からは時おり氷雨がパラつくあいにくの天候だったが、集まったおよそ5000人の来場者は、最後まで「参加」を楽しんでいた。

(文と写真=田沼 哲)

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