「BMW5シリーズセダン」がフルモデルチェンジ

2010.03.25 自動車ニュース

「BMW5シリーズセダン」がフルモデルチェンジ

「BMW5シリーズセダン」がフルモデルチェンジ

BMWジャパンは2010年3月25日、アッパーミディアムサルーン「5シリーズセダン」の新型を発表。同日販売を開始した。


「BMW5シリーズセダン」がフルモデルチェンジ

■エコカー減税モデルも

2003年7月の先代「5シリーズセダン」発表から、およそ7年ぶりとなる全面改良を受けた新型が、いよいよ日本に上陸した。
初代「E12型」が1972年にデビューして以来、全世界で500万台以上も販売されたドライバーズサルーンは、今回「F10型」と呼称される6世代目のモデルに生まれ変わった。

先代よりひとまわり大きくなったボディは、ロングホイールベースが特徴。乗り心地や居住性も向上したという。「マイクロハイブリッド」なども組み込まれた3種のガソリンエンジンは、高効率化が図られ、燃費性能なども改善された。いずれも8段のオートマチックトランスミッションが組み合わされ、後輪を駆動する。

全てのグレードで左右のハンドル位置を選ぶことが可能で、価格は715.0万円から1040.0万円まで。BMW初のエコカー減税モデルもラインナップされる。

■ドライバーズサルーンを色濃く

新型「5シリーズセダン」のディメンションは、全長×全幅×全高=4910(+55)×1860(+15)×1475(−5)mmとなり、先代よりひとまわり大きくなった(カッコ内は先代比)。ホイールベースも80mm延長され、2968mmというロングホイールベースを誇る。

フロントマスクは、中央のBMWバッジに向かうように刻まれた4本のラインを持つボンネットと、横に大きく開いたバンパー開口部、“まゆ毛”を持つヘッドライトなどが特徴。サイドパネルには上下にプレスラインが深く刻まれ、BMWのキャラクターを強く印象づける。L字形テールランプは、ボリュームが強調されたリアフェンダーに回り込むように配される。

スイッチやディスプレイがドライバーに向けて傾けられた、ドライバーオリエンテッドなコクピットがインテリアのポイント。メーターナセル内には、イグニッションオンで指針や目盛りが表示される「ブラックパネルテクノロジー」が採用される。レザーシートは全グレードで標準装備。

■燃費は先代より1割以上もアップ

日本市場に導入されるエンジンは3種。トップグレードの「550i」には、最高出力407ps/5500rpmと最大トルク61.2kgm/1750-4500rpmのパフォーマンスを発揮する、4.4リッターV8ツインターボエンジンが搭載される。ほか、「535i」には3リッター直6+ツインスクロールターボ(306ps、40.8kgm)、「528i」には3リッター直6NA(258ps、31.6kgm)が採用される。トランスミッションは、いずれも8段のATが組み合わされる。

同社が「マイクロハイブリッド」と呼ぶブレーキエネルギー回生システムも全グレードに備わり、燃費性能向上に貢献。さらに、軽量化、エアロダイナミクスの向上などで、「EfficientDynamics」、すなわち「より少ないエネルギーで、より高い性能を」という思想を具現したという。
新型「535i」と同出力となる先代「540i」との燃費性能(10・15モード)比較では約40%、他のモデルでも、先代同等レベルの車両と比較して、1割以上の燃費改善が実現されたという。

なお、「528i」はBMW車初となるエコカー減税にも対応し、新車購入補助金の対象モデルとしても申請中。「535i」は、13年超の廃車を伴う新車購入補助対象モデルでもある。

■“走り”の装備も充実

サスペンション形式は、フロントがストラット式からダブルウィッシュボーン式に変更され、リアは先代同様インテグラルアーム式を採用。運動性能と快適性の両立がうたわれる。

コーナリング時にロールを抑える「アダプティブ・ドライブ」や、ダンピング特性を自動的に制御する「ダイナミック・ダンピング・コントロール」も、一部グレードに採用される。さらに全グレードに標準装備される「ダイナミック・ドライビング・コントロール」は、エンジンレスポンスやステアリングフィール、シフトタイミングやダンピングなどを3種のモード(ノーマル、スポーツ、スポーツ+)に任意に変更が可能。先の「アダプティブ・ドライブ」や「ダイナミック・ダンピング・コントロール」を装備すれば、4つ目のモード「コンフォート」も追加される。

先代5シリーズに採用された、速度に応じてステアリングの切れ角が変化する「アクティブ・ステアリング」は、後輪操舵を組み合わせた「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」に進化した。低速時には後輪を前輪と逆位相とすることで最小回転半径を小さくし、60km/h以上での走行時には前輪と同位相とし、レーンチェンジ時などの走行安定性に寄与するという。

オプション装備として、ナビゲーションや速度などをフロントウィンドウに投影する「ヘッドアップディスプレイ」や、赤外線カメラが夜間の前方視界をディスプレイに映し出す「ナイトビジョン」、車庫入れなどに役立つ「トップビュー/サイドビューカメラ」なども用意される。

(webCG 本諏訪)

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