【スペック】全長×全幅×全高=5000×1900×1565mm/ホイールベース=3070mm/車重=2150kg/駆動方式=FR/4.4リッターV8DOHC32バルブターボ(407ps/5500rpm、61.2kgm/1750-4500rpm)/価格=1114.0万円(テスト車=1158.2万円/マルチスポークスタイリング235アロイホイール=8.0万円/電動パノラマガラスサンルーフ=23.2万円/フロントコンフォートシート=13.0万円)

BMW550iグランツーリスモ(FR/8AT)【試乗記】

最先端を味わえる 2010.03.16 試乗記 BMW550iグランツーリスモ(FR/8AT)
……1158.2万円

BMWのニューモデル「5シリーズグランツーリスモ」は、新ジャンルのスポーツクーペ。リポーターはそのスタイルにやや違和感を覚えながら試乗に臨んだ。
 
BMW550iグランツーリスモ(FR/8AT)【短評】

難解なクルマだな

朝起きたら、雪が5cmぐらい積もっていた。仕事部屋のベランダに出て、下の駐車場を見下ろす。でかいクルマが雪を被っていた。3段式の立体駐車場の一番上、隣はやはりBMWの5シリーズだが、これは普通のセダン。でも昨日から置いてある我がクルマは、それよりもふたまわりぐらい大きく見えた。ルーフは一段高い位置にあるだけでなく、グレーの上に白い雪をうっすらと被ったボディ全体が、圧倒的なマスの強さを見せる。

全長5m、全幅1.9mと、5.3×2mという駐車パレットの制限ぎりぎりの、ほとんど7シリーズ並の面積を確保した上に、1.565mという高い屋根が突き出している。しかもそれがワゴンやSUV風の平らな屋根じゃなくて、一応クーペ風に後端が低く下りている。

背が低い4ドアクーペは今は珍しくないけれど、背が高い4ドアクーペというのがこのクルマの特徴だ。しかも、だからといって4WDのスポーティモデルでもない。まあ大きなくくりで言えば流行のクロスなのだろう。ともかくこんなクルマは他にはない。

寒くなってベランダから退散して、もう一度そのでかいシルエットを見下ろしながら、「難解なクルマだな」と呟いた。

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