メルセデスAMG、新世代エンジンを発表

2010.03.11 自動車ニュース

メルセデスAMG、ダウンサイジングした新世代エンジンを発表

独メルセデスAMGは、新世代のV8 5.5リッターツインターボエンジンを発表した。

■6.2リッターV8の代替ユニット

メルセデスAMGは、主要AMGモデルに搭載を予定している新世代V8エンジンを発表した。新たに開発されたのは、既存の6.2リッターV8に代わる、5.5リッターV8ツインターボユニット。排気量を6208ccから5461ccにダウンサイジングしつつ、ふたつのターボチャージャーで過給を加えることで、従来ユニットを上回る出力値と最大25%程度の燃費向上を両立させたのがウリだ。

過給機付きから大排気量NA、そしてまた過給機付き……と、ここ10年ほどでめまぐるしく変化している感のあるAMGエンジンだが、今回の型式変更の最大の狙いは、いうまでもなく燃費向上とCO2排出量低減。メルセデスAMGは、“AMGパフォーマンス2015”とコミットメントを掲げ、その中でパワフルなエンジン特性を維持しながら、環境性能を向上させる製品開発を行うことをうたっている。それを実現するためのソリューションが、小排気量化+過給機追加というわけだ。

メルセデス社内で“M157”という開発コードで呼ばれるこのエンジンの燃料消費量は、「S63 AMG」に搭載した場合で、100km走行あたり10.5リッター(約9.5km/リッター)。この数値は従来の6.2リッターモデルより3.9リッター/100km少なく、約25%の燃費向上にあたる。CO2排出量は246g/kmと、従来比で28.5%低減する。

主な燃費向上策は、スプレーガイデッド直噴システムの採用、スタート/ストップ(アイドリングストップ)機能の採用など。トランスミッションはこれまでと同様、MCT-7(7段AT)が組み合わされる。

「S63 AMG」のスペックは、最高出力544hp/5500rpm、最大トルク81.6kgm/2000-4500rpm。オプション設定される「AMGパフォーマンスパッケージ」を選択すると、ターボのブースト圧アップなどのチューンが施され、スペックは571hp/5500rpm、最大トルク91.8kgm/2500-3750rpmとなる。

0-100km/h加速と最高速度(リミッター設定速度)は、「S63 AMG」が4.5秒と250km/h、「S63 AMGスポーツパッケージ装着車」は4.4秒と300km/hと公表される。

(webCG 曽宮)

「メルセデス・ベンツS63 AMG」
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