新型「VWシャラン」デビュー【ジュネーブショー2010】

2010.03.04 自動車ニュース

【ジュネーブショー2010】フォルクスワーゲン、ミニバン「シャラン」をフルモデルチェンジ

独フォルクスワーゲンは2010年3月2日、MPVの「シャラン」をフルモデルチェンジし、ジュネーブショーで公開した。

■15年ぶりのフルモデルチェンジ

「フォルクスワーゲン・シャラン」が、長い長いモデルライフを終えてフルモデルチェンジし、3代目に生まれ変わった。初代シャランは、「フォード・ギャラクシー」の兄弟車として1995年に誕生した7人乗りのMPV。日本でも、1997年から1999年までのあいだに約1100台が販売され、そのミニバンのイメージを覆す優れたハンドリングは、後に登場した日本のミニバンにも大きな影響を与えた。
2000年にはビッグマイナーチェンジし、フォルクスワーゲン独自の内外装を獲得。初代とあわせて60万台が世に送り出された。

15年ぶりのフルモデルチェンジにより生まれた新型は、現行型「ゴルフ」や「シロッコ」などと同じイメージのフロントマスクを手に入れ、一気に最新のスタイルへと変貌を遂げている。最大の特徴は両側スライドドアを採用したことで、これによりドアの開閉や後席のアクセスが格段に容易になった。

新型シャランには、2列5人乗りと、3列6人または7人乗りの3バリエーションが用意される。旧型では2列、3列目をアレンジする際、シートを取り外さなくてはならなかったが、新型では2列目、3列目とも簡単に折りたたむことができ、通常711リッターの荷室は最大1167リッターまで拡大可能だ。2列目の左右はチャイルドシートを内蔵し、また、ウォークインの機能も備わる。

実際のボディサイズは、全長×全幅×全高=4850×1900×1720mm、ホイールベース2920mmと余裕たっぷり。搭載されるエンジンは、ガソリンが1.4リッター直噴ターボ&スーパーチャージャー(150ps)と2リッター直噴ターボ(200ps)のふたつ。一方、ディーゼルは2リッター直噴ターボが140psと170psの2タイプあり、ガソリン、ディーゼルともすべて4気筒だ。
低燃費も自慢のひとつで、140ps版の2リッターディーゼルターボなら、欧州NEDCモードで18.9km/リッターをマークする。トランスミッションは、マニュアルのほか、デュアルクラッチギアボックスが選択可能。2リッターガソリンターボの場合、このDSGが標準となる。

サイズの拡大にもかかわらず、最新の直噴エンジンにより低燃費を実現した新型シャラン。ヨーロッパではこの3月末にも一部モデルの受注がスタートするというが、日本への導入はいまのところ未定とのこと。3列目シートを常用するユーザーにとっては待望のモデルだけに、日本への導入を望みたいが、いまやミニバン王国となった日本市場を考えると、実現は難しいか!?

(文=生方聡)

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