メルセデス、「F800スタイル」を出展【ジュネーブショー2010】

2010.02.25 自動車ニュース

【ジュネーブショー2010】メルセデス・ベンツ、4ドアクーペコンセプト「F800スタイル」を出展

独ダイムラーは、2010年3月2日に開幕するジュネーブショーで、メルセデス・ベンツの4ドアクーペのコンセプトカー「F800スタイル」を発表する。

■プラグインハイブリッドもFセルも

メルセデス・ベンツのコンセプトカー「F800スタイル」は、4ドアでありながら、クーペのようなルーフラインや“クーペグリル”が与えられたスタイリッシュなセダン。デザインは、「CLS」の後継モデルを示唆したものであるようだが、全長は4738mmとCLSよりも170mm以上短く、一方、ホイールベースは約70mm長い2924mmを確保。このショートオーバーハングのデザインが、CLS以上にスポーティさを強調している。

また、リアドアにスライド式を採用するとともにBピラーを取り除くことで、広大な開口部を手に入れたのも自慢のひとつだ。

一方、技術面では、さまざまなパワートレインに対応する"マルチドライブプラットフォーム"が特徴。プラグインハイブリッドと燃料電池システムの2通りのパワーユニットの搭載が想定されているのだ。

プラグインハイブリッドシステムは、次期「Sクラス」用に開発中のもので、300psのV6直噴リーンバーンガソリンエンジンと109psのモーターにより最高出力409psの高性能を手に入れる一方、容量10kWhのリチウムイオンバッテリーをコンセントで充電すれば、EVモードで約30kmの走行が可能とのこと。これを考慮すると、100km走行した際の燃費は34.5km/リッターとなり、CO2排出量はわずか68g/kmにとどまるという。トランスミッションは7段ATの"7Gトロニック"を採用、ハイブリッド用のモーターはエンジンとトランスミッションの間に、また、リチウムイオンバッテリーは後席下に配置される。

Fセル、すなわち、燃料電池システムの場合は、ノーズに燃料電池スタックを、フロアトンネルおよび後席下に容量5.2kgの高圧水素タンクをそれぞれ収納する。最高出力136ps、最大トルク29.6kgmのモーターは、減速ギアと一体化されて車両後部に配置、直接後輪を駆動する。当然、走行中のCO2排出量はゼロ。回生エネルギーを蓄えるリチウムイオンバッテリーはリアシート背後に収まる。航続距離は約600kmとのこと。

ふたつのシステムに共通の技術として、40km/h以下なら先行車に追従可能な"ディストロニック・プラス"を搭載する。速度調節に加えてステアリング操作も自動、つまり自動運転が可能となる。また、事故の危険を察知して備える"プレセーフ"が、追突にも対応する"プレセーフ360°"へと進化している。

デザイン、環境、安全のすべてにおいて、近未来のメルセデスを表現したクルマが「F800スタイル」なのだ。

(文=生方聡)

コンセプトカー「F800スタイル」
コンセプトカー「F800スタイル」

メルセデス、「F800スタイル」を出展【ジュネーブショー2010】の画像

メルセデス、「F800スタイル」を出展【ジュネーブショー2010】の画像

メルセデス、「F800スタイル」を出展【ジュネーブショー2010】の画像

メルセデス、「F800スタイル」を出展【ジュネーブショー2010】の画像

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。