フォルクスワーゲン、新型「トゥアレグ」を発表【ジュネーブショー2010】

2010.02.17 自動車ニュース

【ジュネーブショー2010】フォルクスワーゲン、新型「トゥアレグ」を発表

独フォルクスワーゲンは、大型SUV「トゥアレグ」の新型を、2010年3月に開催されるジュネーブモーターショーで発表する。

■ハイブリッドモデルが登場

独フォルクスワーゲンは、2003年にデビューし、これまで全世界で約50万台の販売実績を誇るSUV「トゥアレグ」をフルモデルチェンジすると発表した。2代目となる新型は、2010年3月2日に開幕するジュネーブモーターショーでお披露目される。

新型トゥアレグ最大のテーマは、すばり燃費向上。ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドモデルが新たに設定されるほか、全車に8段ATを採用。ボディも約200kgの大幅な軽量化が図られるなど、高効率化に向けたさまざまなアプローチの結果、燃費はシリーズ全体で20%ほど向上したという。

パワーユニットは、ガソリンエンジンが3.6リッター「V6 FSI」と、3リッターV6スーパーチャージャー付き+モーターの「ハイブリッド」、ディーゼルエンジンが3リッターターボ「V6 TDI」と、4.2リッターターボ「V8 TDI」の、計4種がラインナップする。

なかでも目玉は、ハイブリッドモデル。現行のガソリン4.2リッター「V8 FSI」に代わるモデルで、V8のスペック(349ps、44.9kgm)を大きく上回る、システム最高出力380ps、最大トルク59.2kgmを発生する。なお、現行モデルに設定されていたW12ガソリンとV10ディーゼルは、新型では見送られた。

■50km/hまでEV走行可能

ハイブリッドシステムは、エンジンとトランスミッションの間にクラッチ付きの薄型モーターを挟み込んだレイアウトとなっており、モーターは主にエンジンのアシスト役として機能する。一方、バッテリーが十分に充電された状態では、クラッチを切り離すことで、時速50kmまで、モーター単独での走行も可能だ。

注目の燃費(市街地と高速の複合モード)は、12.2km/リッター。同等のパワーを持つ同クラスのSUVと比べ、市街地で約25%、全体では17%向上しているという。なお、ハイブリッドモデルにはアイドリングストップ機構「ストップスタートシステム」が標準装備される。

車体の軽量化技術について、現時点で詳細は明らかにされていないが、車重が208kg軽くなったにもかかわらず、車体のねじれ剛性は5%ほどアップしているとのことだ。

■2種類の4WDシステム

新型トゥアレグには、「4モーション」と「4Xモーション」、2種類の4WDシステムが設定される。標準の「4モーション」は、トランスファーにトルセンLSDを用いたライトデューティ仕様で、最大登坂力は31度。同システム搭載車には、ボタンひとつでABSやEDS、ASRの設定をオフロードモードに切り替えられる「オフロードドライビングプログラム」が備わる。

これに対し、V6 TDIモデルでオプション「テレインテックパケット」を選んだ際のみ設定される「4Xモーション」のほうは、本格的なオフロード走行まで考慮されたヘビーデューティ仕様。ローギアへの切り替えが可能な副変速機や、センターデフとリアデフそれぞれにデフロック機構が備わり、最大登坂力は45度。モーグルなどで車体の下回りを保護するトランスファーガードも装備される。

新型は、新たな電子デバイスの採用により予防安全技術も高められている。具体的には、4つのカメラが捉えた車両周辺の状況をモニターに映し出す“エリアビュー”や車線逸脱を警告する“レーンアシスト”、緊急ブレーキ機能付きの“アダプティブクルーズコントロール”などが設定される。

新型トゥアレグは、欧州では2010年4月から販売が開始される見通しだ。

(webCG 曽宮)


フォルクスワーゲン、新型「トゥアレグ」を発表【ジュネーブショー2010】の画像

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リアシートには160mmのスライドおよびリクライニング機構が備わる。
リアシートには160mmのスライドおよびリクライニング機構が備わる。

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