「トヨタ・パッソ」がフルモデルチェンジ、より女性向けに

2010.02.15 自動車ニュース
「パッソ1.3G」
「トヨタ・パッソ」がフルモデルチェンジ、より女性向けに

「トヨタ・パッソ」がフルモデルチェンジ、より女性向けに

トヨタ自動車は2010年2月15日、コンパクトカー「パッソ」をフルモデルチェンジし、同日販売を開始した。

「パッソ」のインテリア。
「パッソ」のインテリア。
「パッソ」の前席は、ヘッドレスト固定式のセパレートシート。
「パッソ」の前席は、ヘッドレスト固定式のセパレートシート。

■女性向けを前面に

「トヨタ最小、プチトヨタ」のキャッチフレーズで、2004年6月に初代「パッソ」がデビュー。ダイハツ工業と共同開発されたこのモデルは、ユーザー全体の65%を女性が占め、後に7人乗りの「パッソ・セッテ」まで生み出すほどの人気車種となった。
現在、トヨタ最小の座は「iQ」に譲ったものの、今回、その十分な居住性と高い実用性、経済性、扱いやすさをウリに、新たに「女性向け」を前面に打ち出した新型へとフルモデルチェンジ。新型「パッソ」もダイハツとの共同開発となる。商品企画の段階から女性スタッフを交えるなど、女性の意見にしっかりと耳を傾け、クルマ作りを進めてきたという。

新型はボディデザインや装備の異なる2シリーズ体系で展開。「パッソ」のほか、独身女性や子離れ層など、実用性だけではなくスタイルも重視するユーザー向けの「パッソ+Hana(プラスハナ)」が加わった。
エンジンは1リッターと1.3リッターの2本立て。トランスミッションは全車にCVTが組み合わされる。

価格は100.0万円から147.0万円。月の販売目標は6500台に設定される。

「パッソ1.0+Hana」
「パッソ1.0+Hana」
「パッソ+Hana」のインパネ。ステアリングホイールが2トーンになる。
「パッソ+Hana」のインパネ。ステアリングホイールが2トーンになる。

■スタイル重視の新シリーズ「+Hana」

「パッソ」のサイズは、全長×全幅×全高=3640×1665×1535mmで、全幅と全高は先代と変更無し。40mm伸びた全長は、主に歩行者保護のためのものという。ホイールベースは2440mmと、こちらも変更はない。(「パッソ+Hana」の全長は3650mm)

エクステリアは、シンプルで飽きのこないデザインテーマでまとめられているものの、「パッソ」と「パッソ+Hana」で大きく異なる。

「パッソ」のフロントマスクは、大きなロアグリルや丸目のヘッドランプなどが特徴。一方の「パッソ+Hana」には上下2分割されたフロントグリルや4灯化されたヘッドランプが採用された。さらに、ドアハンドルやドアミラーまわり、ホイールなどにシャンパン塗装を施すなど、その名のとおり華やかさが加えられた。

「パッソ+Hana」のインテリア。写真の後席はロングクッションモード時のもの。
「トヨタ・パッソ」がフルモデルチェンジ、より女性向けに

■実用性も忘れない

インテリアもそれぞれが個性を演出。「パッソ」がリビングルームを、「パッソ+Hana」がカフェをイメージしたものだという。
ベージュ系の明るい色調(=キナリ)でまとめられた「パッソ」には、シート地にジャージを使用。前席にヘッドレスト一体型のセパレートシートが与えられる。一方、「パッソ+Hana」の内装色はブラウン系(=チョコ)。ジャカード織りの表皮が用いられ、前席にはベンチシートが採用される。

両車ともに、丸や四角などを使ったキュートなアイテムが各所に配され、同時に買い物フックや助手席シートアンダートレイなどの収納も十分用意される。
さらに先代で好評だったという、リアシートのロングクッションモードは、引き続き採用された。これはリアシートのクッションを前方にスライドさせることで、フロアとの隙間をうめ、後席に置いた荷物が走行中床に落ちないよう、工夫されたものだ。

すべてのガラスにUVカットガラスが採用されていたり、花粉除去モード付きのエアコンが用意されるのも、女性にとって嬉しいポイントだろう。

■燃費は22.5km/リッター

エンジンは先代と同じく、1リッターと1.3リッターの2種。1リッターエンジンは69psと9.4kgmを発生。可変バルブタイミング機構(VVT-i)を吸排気両側に採用した新開発の1.3リッターエンジンは95psと12.3kgmを発生する。
トランスミッションは4段ATに替え、すべてのグレードでCVTを採用。燃費の向上が図られ、10・15モード燃費は1リッターFF車で、22.5km/リッターを記録する。
サスペンション形式は、前マクファーソンストラット/後トーションビーム式(FF車)。駆動方式はFFに加え、4WDも用意される。

(webCG 本諏訪)

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