【スペック】全長×全幅×全高=4740×1775×1660mm/ホイールベース=2750mm/車重=1620kg/駆動方式=4WD/2.5リッター水平対向4 SOHC16バルブ(170ps/5600rpm、23.4kgm/4000rpm)/価格=267万7500円(テスト車=328万1250円)

スバル・エクシーガ 2.5i-S アルカンターラセレクション(4WD/CVT)【試乗記】

残り物には福がある 2010.02.05 試乗記 スバル・エクシーガ 2.5i-S アルカンターラセレクション(4WD/CVT)
……328万1250円

スバルの7シーター「エクシーガ」に、2.5リッターの新グレードが登場。排気量の上乗せには、どんな効能があるのか? ワインディングロードで探った。

大きいことは、いいことか?

「スバル・エクシーガ」に2.5リッターエンジンが搭載された。と聞いても、「あのサイズならばさもありなん」と思う反面、2リッターでも十分に速いし、パワー不足は感じない。排気量アップはそれなりに加速や登坂などで余裕を見せるのはわかるが、燃費との絡みでメリットはあるのか? 時代を考えると、むしろ、排気量を小さくして1.8リッターターボで燃費を稼ぐというような姿勢こそ、今時の流れではないのか?……などと思いつつ、試乗会場に向かった。

始めに従来の2リッター仕様を試し、その後で新しい2.5リッターモデルに試乗する。
会場である伊豆サイクルスポーツセンターから亀石峠に向かう。峠を過ぎると、伊豆半島の海際へと一気に下る急坂が待っている。

まず、排気量の及ぼす感触の違いから試す。車重1.6tほどのエクシーガは、決して軽いクルマではない。下りではブレーキに対する負担も大きい。もちろん通常のフットブレーキの能力にはさほどの違いはない。ところがエンジンブレーキを使った場合には、やはり排気量の大きい方が受け止める許容量が大きいというか、安心感が得られるもので、シリンダー径100mmに迫るビッグボアのエンジンは確かに頼もしい包容力を発揮する。

減速感というものは、初期Gの立ち上がりが決め手。制動距離にも影響するし、減速してくれるはずだという期待に関わってくるものだ。車重に対して排気量が小さいと、一瞬ながらブワーンとエンジン回転が上がって、それから徐々に速度が下がってくる。急で長い下り坂ではエンジンが可哀相だと同情したくなるほどだ。この数秒の“待ちの感覚”が2リッターと2.5リッターでは確かに違う。ちなみにエンジンブレーキの際は、スロットルを閉じることにより燃料カットが働き、ここでも省燃費に貢献する。

「エクシーガ」の新たな心臓は、「レガシィ」シリーズにも用いられる2.5リッターNAユニット。従来の2リッターNA、2リッターターボとあわせ、同車のエンジンバリエーションは3種類となった。
「エクシーガ」の新たな心臓は、「レガシィ」シリーズにも用いられる2.5リッターNAユニット。従来の2リッターNA、2リッターターボとあわせ、同車のエンジンバリエーションは3種類となった。
“レガシィっぽい”ミニバン「エクシーガ」がデビューしたのは、2008年6月のこと。長さと幅は当の「レガシィ」に近いが、多人数乗用車らしく、高さは際立つ。
“レガシィっぽい”ミニバン「エクシーガ」がデビューしたのは、2008年6月のこと。長さと幅は当の「レガシィ」に近いが、多人数乗用車らしく、高さは際立つ。

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