4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸

2010.02.04 自動車ニュース
「アストン・マーティン ラピード」
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸

4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸

アストン・マーティンは2010年2月4日、新型のスポーツカー「ラピード」を日本で初披露した。

エレクトリックパークブレーキを初採用、スッキリしたという運転席まわり。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸
「DB9」と似てはいるものの、単なるストレッチバージョンでないのが「ラピード」。ボディパネルも、ボンネットとフロントドア以外新設計となる。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸

■あくまで、スポーツカー

「ラピード」は、2009年9月のフランクフルトショーでデビューした、アストン・マーティンの最新モデル。日本でも昨年末から受注が始まっており、このたび初めて、国内でその姿が披露された。

その最大の特徴は、ハイパフォーマンスなスポーツカーでありながら、4枚のドアをもつこと。アストン・マーティンの量産モデルとしては初の試みで、同社の顔たるスポーツカー「DB9」の精神と4人乗りパッケージを融合、乗員全員に爽快で快適なドライブを提供するという。

価格は、2268.0万円。世界の高級車市場で、同じくスポーツカーを得意とするポルシェの新型4ドア車、「パナメーラ」らと刃を交えることとなる。

肝心のリアシートは、頭上も足元も平均的な日本人なら問題ないレベル。ホールド性も上々だ。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸
大きなハッチゲートをもつ荷室。リアシートの背もたれを倒せば、ゴルフバッグやスキー板を積むこともできる。
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■崩れないプロポーション

「佇む競走馬のように、パワーとエレガンスを予感させる」と形容される、ラピード。その外観は、ひとめでアストン・マーティンファミリーとわかるもので、とりわけ、兄弟車である2ドアのスポーツカー「DB9」と重なる。

実際のボディサイズは、全長×全幅×全高=5019×1929×1340mm。4枚のドアとリアの居住スペースを確保したため、いわゆる2+2のDB9(4710×1875×1270mm)より30cmほど長くなっている。高さも7cmのアップだが、 Bピラーを目立たせないデザイン処理のおかげもあって、クーペのようなスマートラインをキープする。

アストンおなじみ、斜め上方に開く「スワンウイングドア」を引けば、DB9と共通のデザインでまとめられたインテリアが広がる。リアの独立型スポーツシートは、ラピードの専用設計。バング&オルフセンの高級オーディオやオプションのリアエンターテイメントシステムとあわせ、後席の住人にも爽快で快適な車室空間を提供するというもので、シートバックを前に倒せば、317リッターの荷室容量を886リッターに拡大することもできる。
なお前席も、長時間のドライブを意識したラピード専用品。さらに、チャイルドシートもオプションで用意される。

4枚のドアは、水平ではなく12度上向きに開く。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸
470psを発生するラピードの心臓。「DB9」等で、すでにおなじみの眺めである。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸
リアまわりでは、片側で360個のLEDを使うC型コンビランプが注目のポイント。
4ドアのアストン・マーティン「ラピード」、日本上陸

■4人で味わう300km/h

あくまでスポーツカーを主張するラピードは、心臓部もパワフルだ。フロントに収まる6リッターV型12気筒エンジンは、DB9と共通のもので、470ps/6000rpmと61.2kgm/5000rpmを発生。「タッチトロニック2」と呼ばれるZF製の6段ATを介し、1950kgの巨体を5.3秒で100km/hまで引っ張る。最高速は、DB9にわずか3km/hゆずるものの、303km/hを公称。定員4名のロケットシップである。

足回りは前後ともダブルウィッシュボーン式で、独自デザインの20インチホイールに、専用開発された「ブリヂストン・ポテンザS001」の組み合わせ。
自動で減衰力を切り替え、さまざまな走行シーンに対応する「アダプティブダンピングシステム」や走行中の車体を安定させる「ダイナミックスタビリティコントロール」など最新の電子制御も走りをサポートする。

かような「アストン・マーティン ラピード」の生産が本格的に始まるのは、今年の3月から。その舞台はオーストリア・マグナシュタイア社のグラーツ工場で、年間の生産予定台数は2000台。日本では、年間50台ほどの販売が見込まれるとのことである。

(webCG 関)

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