【スペック】全長×全幅×全高=4840×1915×1380mm/ホイールベース=2855mm/車重=1710kg/駆動方式=FR/3.6リッターV6DOHC24バルブ(308ps/6400rpm、37.7kgm/5200rpm)/価格=430万円(テスト車=447万3400円/ラリーストライプキット=5万400円/オンダッシュ5.2インチワンセグチューナー内蔵SSDポータブルナビ+バックアイカメラ=12万3000円)

シボレー・カマロLT RS(FR/6AT)【試乗記】

わかってるクルマ 2010.01.22 試乗記 シボレー・カマロLT RS(FR/6AT)
……447万3400円

アメリカンスポーツの代名詞「カマロ」復活! 鳴り物入りでデビューした新型は、どんなクルマに仕上がったのか? 日本の道で試した。

うれしくなるほどアメリカン

新生GMの第1弾が、2002年以来7年ぶりに復活した「シボレー・カマロ」である。といっても、最初にコンセプトカーとして姿を見せたのは2006年のデトロイトショーだから、正確にいえば破綻前のプロダクトだ。

しかもスタイリングは、1967年から3年間だけ作られた「初代」のセルフカバーで、サイズは4840×1915×1380mmと相変わらず大きい。
ビジネス誌の記者なら、「GMいまだ反省の色なし」とバッサリ切り捨てるのかもしれないけれど、僕は正反対の印象を抱いた。キャビンやフェンダーは1968年式、大径ヘッドランプやリアフェンダーのルーバーは1969年式をモチーフとしたボディが、理屈抜きにカッコいいからだ。

エクステリアだけじゃない。四角い速度計と回転計を運転席の前に据え、センターコンソールの奥に4つのサブメーターを置き、助手席側はだだっ広い壁というインパネも昔のまま。ブルーのイルミネーションや、ビートの効いたオーディオを含めて、うれしくなるほどアメリカンな空間だ。
シートは背中から腰までをカチッと支えつつ、座面はふっかりしていて、背もたれを倒したドラポジになる。数字に出ない「気分」の演出がすばらしい。

今後の自動車は二極化が進むはずだ。街乗り用のエコカーは、カーシェアリングなどで「使う」パターンが多くなる。つまり「買う」クルマは、デザインや走りなど、欲しくなる魅力があるかどうかが大事になっていく。その点で、プラグインハイブリッドカー「シボレー・ボルト」の発売を控えつつ、カマロのようなスポーツクーペをリリースしたGMは、やっぱり「自動車とはなにか」を熟知していると感じたのである。


シボレー・カマロLT RS(FR/6AT)【試乗記】の画像
ブルーのメーター類、なかでも水温計や油温計などを表示するセンターコンソールの四連メーターが印象的な、新型「カマロ」のコクピット。
ブルーのメーター類、なかでも水温計や油温計などを表示するセンターコンソールの四連メーターが印象的な、新型「カマロ」のコクピット。
ヒーター付きのレザーシートが標準。肘掛けにはUSBポートも備わり、MP3プレーヤーなどの音楽も楽しめる。
ヒーター付きのレザーシートが標準。肘掛けにはUSBポートも備わり、MP3プレーヤーなどの音楽も楽しめる。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

カマロの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • シボレー・カマロ 2016.12.1 画像・写真 ゼネラルモーターズ・ジャパンが2017年の戦略を説明するビジネスコンファレンスを開催。その席で、2017年に導入する予定の新型「シボレー・カマロ」(米国仕様)を日本初公開した。6代目となる新型カマロの姿を、写真で紹介する。
  • ルノー・トゥインゴ ゼン(RR/5MT)【試乗記】 2017.1.6 試乗記 「ルノー・トゥインゴ」に追加されたエントリーグレード「ゼン」の、自然吸気エンジン+5段MTモデルに試乗。ベーシックであることを突き詰めたフレンチコンパクトには、普通であることの素晴らしさが凝縮されていた。
  • スバルXVハイブリッドtS(4WD/CVT)【試乗記】 2017.1.20 試乗記 クロスオーバーモデルの「スバルXVハイブリッド」をベースに、STIが独自の改良を施したコンプリートカー「XVハイブリッドtS」。ちょいワル&ポップなスタイリングとSTIならではのチューニングが織り成す魅力をリポートする。
  • メルセデスAMG GT R 2017.1.12 画像・写真 「メルセデスAMG GT R」が日本で初公開された。最高出力を585psに、最大トルクを71.3kgmに高めた「メルセデスAMG GT」のトップグレードで、ドイツのニュルブルクリンク北コースでは7分10秒9というラップタイムを記録している。
  • 【デトロイトショー2017】デトロイトに彩りを添えた日本メーカー 2017.1.11 自動車ニュース 2017年1月8日に開幕した北米国際自動車ショー、通称デトロイトショーにおける、日本メーカーの様子をリポート。「レクサスLS」に「トヨタ・カムリ」「ホンダ・オデッセイ」など、話題のニューモデルが世界初公開された。
ホームへ戻る