480psのレース用ポルシェ、「911 GT3 R」デビュー

2010.01.20 自動車ニュース

480psのレース用ポルシェ、「911 GT3 R」デビュー

独ポルシェAGは2010年1月14日、イギリス・バーミンガムで開催されたレーシングカーのオートショー「オートスポーツインターナショナル」で、GTカーレース用マシン「ポルシェ911 GT3 R」を初公開した。

ポルシェの「911 GT3 R」は、FIA GT3レギュレーションに準拠した競技車両「911 GT3 カップS」の後継となるモデル。2010年シーズン用に開発されたマシンで、そのままレースに出場できる状態のまま顧客にデリバリーされる。

「これまで以上の動力性能とハンドリングを主眼として開発を進めた」(プレスリリース)という新型は、日本をはじめ世界各国で開催されているワンメイクレース「カレラカップ」の競技車両として2009年9月にデビューした「911 GT3カップ」をベースに開発。水平対向6気筒エンジンの排気量を200ccアップの4リッターに拡大し、ベースモデルを30ps上回る480psを発生。6段のシーケンシャルトランスミッションを介し後輪を駆動する。
トレッドの拡大や、リアスポイラーの調節範囲が広がったことも、新型の改良点だ。

足回りは、調整範囲の広さが自慢のレーシングサスペンションと鍛造軽合金18インチホイールを装備。ブレーキは、スチール製ベンチレーテッドディスク(前:380mm、後:355mm)にアルミ製モノブロックキャリパー(前:対向6ピストン、後:対向4ピストン)が組み合わされる。

ABSやトラクションコントロール、さらに「スロットルブリップ」機能付きの電子制御スロットルなども備わり、先代モデルより操縦しやすくなった(プレスリリース)とのこと。

かような「911 GT3 R」、お値段のほうも、税抜きで27万9000ユーロ(邦貨にして約3600万円)とハイレベルながら、ポルシェのモータースポーツセールス部門によれば、ほぼ完売状態とのことである。

(webCG 関)

「ポルシェ911 GT3 R」
「ポルシェ911 GT3 R」

480psのレース用ポルシェ、「911 GT3 R」デビューの画像
ロールオーバーケージが備わる「GT3 R」のインテリア。鉄板剥き出しの車内に、難燃性の素材を使ったドライバーズシートが置かれる。
ロールオーバーケージが備わる「GT3 R」のインテリア。鉄板剥き出しの車内に、難燃性の素材を使ったドライバーズシートが置かれる。
大きなフェンダーが目を引くボディは、レーシーな市販モデル「911 GT3 RS」をベースとするもの。全幅は103mm拡大されている。なお、車両重量は「911 GT3 RS」比で-220kgの、1200kg。
大きなフェンダーが目を引くボディは、レーシーな市販モデル「911 GT3 RS」をベースとするもの。全幅は103mm拡大されている。なお、車両重量は「911 GT3 RS」比で-220kgの、1200kg。
関連記事
  • 第501回:あなたの愛車も文化遺産に!?
    ドイツでヒストリックカーに“モテ期”到来!
    2017.5.12 マッキナ あらモーダ! 「ポルシェ911カレラ2.7RS」が1億円!? ヒストリックカーの価格が高騰するドイツでは、良質な旧車を文化遺産として保護するためのシステムも存在する。今週は、そんな“Hナンバー”に関する話題をお届けしよう。
  • レクサスLC500“Lパッケージ”/LC500h“Lパッケージ”【試乗記】 2017.5.4 試乗記 “製品化を前提としない”はずだったコンセプトカーの発表から5年。ほとんどそのままの姿で登場し、世間を驚かせた「レクサスLC」がいよいよ日本の公道を走る。新開発のFRプラットフォームや10段AT、マルチステージハイブリッドなどの技術を満載した、新世代のラグジュアリークーペの出来栄えは?
  • フェラーリGTC4ルッソ(4WD/7AT)【試乗記】 2017.5.8 試乗記 ユニークなシューティングブレークボディーをまとう「フェラーリGTC4ルッソ」に試乗。6.3リッターV12エンジンが発する咆哮(ほうこう)に浴すれば、この異形のフェラーリが、正統派の系譜にあることがすぐに理解できるだろう。
  • ランボルギーニ・ウラカンRWDスパイダー(MR/7AT)【試乗記】 2017.4.27 試乗記 「ランボルギーニ・ウラカン スパイダー」の後輪駆動モデル「ウラカンRWDスパイダー」に試乗した。前輪の駆動機構を捨てたことによって生まれた軽快感を、風とたわむれながら味わうこと。それこそが、このクルマの醍醐味(だいごみ)と言えそうだ。
  • アバルト595コンペティツィオーネ(FF/5AT)【試乗記】 2017.4.26 試乗記 マイナーチェンジでデザインや装備が改められた、ホットハッチ「アバルト595コンペティツィオーネ」に試乗。「スポーツ性能を限界まで高めた」とうたわれる走りの質を、ワインディングロードで確かめた。
  • ポルシェ718ケイマン(MR/6MT)【試乗記】 2016.12.19 試乗記 新開発の2リッター4気筒ターボエンジンを搭載する、ポルシェのスポーツカー「718ケイマン」。ワインディングロードや高速道路を走らせてみると、これまでの6気筒モデルとは違った走りのよさが見えてきた。
  • ケータハム・セブン スプリント(FR/5MT)【試乗記】 2017.5.1 試乗記 「ロータス・セブン」の魅力を今日に伝える「ケータハム・セブン」に、“オリジナル・セブン”の誕生60周年を祝う限定モデル「セブン スプリント」が登場。クラシカルなデザインとプリミティブな走りがかなえる唯一無二の魅力に触れた。
  • BMW、「M3」と「M4」をマイナーチェンジ 2017.5.9 自動車ニュース BMWジャパンは2017年5月9日、「M3」と「M4」のマイナーチェンジモデルを発表し、同日発売した。また今回の一部改良に合わせて、走行性能を高めた仕様「M3コンペティション」と「M4コンペティション」を追加設定した。
  • ポルシェ・カイエンGTS(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.16 試乗記 発表から7年、その後のマイナーチェンジからもはや2年半が経過した2代目「ポルシェ・カイエン」。もはや円熟の域に達した感のある同車は今、われわれにどんな走りを見せてくれるのだろうか。スポーティーな「GTS」グレードのステアリングを握った。
  • 800psの「フェラーリ812スーパーファスト」が日本上陸 2017.5.23 自動車ニュース フェラーリ・ジャパンは2017年5月23日、最高出力800psを発生する新たなフラッグシップモデル「812スーパーファスト」を日本国内で初披露した。
ホームへ戻る