「フォルクスワーゲン・ゴルフ/シロッコ」にRシリーズ登場

2010.01.14 自動車ニュース
写真左から「シロッコR」と(VGJのゲラシモス・ドリザス社長を挟んで)「ゴルフR」。
「フォルクスワーゲン・ゴルフ/シロッコ」にRシリーズ登場

「フォルクスワーゲン・ゴルフ/シロッコ」にRシリーズ登場

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)は2010年1月14日、「ゴルフ」と「シロッコ」のそれぞれに、シリーズきってのハイパフォーマンスモデルとなる「ゴルフR」「シロッコR」を追加し、ゴルフRは3月から、シロッコRは2月5日から販売を開始すると発表した。

「フォルクスワーゲン・ゴルフR」
「フォルクスワーゲン・ゴルフR」
ゴルフRのフロントまわり。大型のエアインテークと、Rロゴが特別感をかもしだす。
ゴルフRのフロントまわり。大型のエアインテークと、Rロゴが特別感をかもしだす。
リア中央には、先代のR32と同じ2本出しのマフラーが顔をのぞかせる。
リア中央には、先代のR32と同じ2本出しのマフラーが顔をのぞかせる。

■3代目「ゴルフR」は2リッターTSIを搭載

4代目ゴルフの時代に、ハイパフォーマンスかつプレミアムなスポーツモデルとして登場し、ゴルフ、そして、フォルクスワーゲンのスポーツモデルに新境地を開いたのが「ゴルフR32」だった。その後、5代目ゴルフでもゴルフR32が用意され、パサートにも「パサートヴァリアントR36」が設けられて、これらRシリーズは、ゴルフ、パサートのハイエンドモデルとして確固たるポジションを手に入れている。その最新モデルが、6代目ゴルフがベースの「ゴルフR」と、コンパクトスポーツクーペ、シロッコをベースとした「シロッコR」なのだ。

“R”としては3代目にあたる今回のゴルフRは、エンジンを従来の3.2リッターV6から、2リッターTSI(直噴ガソリンターボ)に変更したのが大きな特徴だ。排気量は小さくなったものの、最高出力、最大トルクはそれぞれ6ps、1.0kgmアップして256ps/6000rpmと33.7kgm/2400-5200rpmに。注目の燃費は、デュアルクラッチギアボックスの6段DSGとの組み合わせで10・15モード燃費は12.4km/リッターと、先代R32の10.2km/リッターを約22%上回る。

駆動方式は、従来同様、ハルデックスカップリングを用いた4MOTION(=4WD)となるが、ハルデックスカップリングは最新の第4世代となり、これまで以上に素早いレスポンスを実現しているという。サスペンションは専用のチューンが施され、また、ゴルフGTIにオプション設定される連続可変ダンピングシステムのDCC(アダプティブシャシーコントロール)が標準装着される。

ゴルフRはデザインのうえでも標準モデルとの差別化が図られていて、大型エアインテークとLEDポジショニングランプを備えたフロントマスクや、大型ルーフスポイラーとLEDテールレンズ、センター出しのデュアルエキゾーストパイプがおごられたリアスタイルなどが、精悍なイメージを強めている。また、インテリアでは、ブルー指針のメーターや専用デザインのシートなどがスポーティさを演出。オプションでレカロスポーツシートが用意されるのは従来同様だ。純正ナビシステムの「RNS510」を標準装備し、価格は505.0万円。

こちらはシロッコのスポーティバージョン、その名も「シロッコR」。
こちらはシロッコのスポーティバージョン、その名も「シロッコR」。
シロッコRのインテリア。Rロゴ付きのレザーシートやステアリングホイール、ドアシルプレートなどの専用パーツが備わる。
シロッコRのインテリア。Rロゴ付きのレザーシートやステアリングホイール、ドアシルプレートなどの専用パーツが備わる。

■「シロッコR」はRシリーズ初のFFモデル

一方、ゴルフ、パサートヴァリアントに続き、Rシリーズモデル第3弾となるシロッコRは、ゴルフRと同じ2リッターTSIエンジンを搭載しながら、Rシリーズとしては初の前輪駆動を採用している。6段DSGを採用し、10・15モード燃費は13.0km/リッターと、ゴルフRを上回る数字を手に入れた。

ゴルフR同様、スポーツサスペンションやDCCを採用したことに加え、ゴルフGTIに搭載された電子制御ディファレンシャルロック「XDS」を採用して、ハンドリングの向上を目指している。デザインでは、エクステリアに専用のエアロパーツやLEDポジショニングライト、左右出しのエグゾーストパイプ、アルミホイール、インテリアに専用レザーシートなどを装着して、スペシャルな雰囲気を高めた。価格は515.0万円。

標準モデル同様、Rシリーズモデルにおいてもエンジンの“ダウンサイジング”が図られたフォルクスワーゲン。まさにいまの時代にふさわしいスポーツモデルといえるのではないだろうか。

(文=生方聡)

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