【スペック】全長×全幅×全高=4020×1770×1485mm/ホイールベース=2585mm/車重=1240kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(202ps/7100rpm、21.9kgm/5400rpm)/価格=299.0万円(テスト車=同じ)

ルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)【試乗記】

2009年の大トリ 2010.01.07 試乗記 ルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)
……299.0万円
最新の「ルーテシア」のホットモデル「ルノースポール」に下野康史が試乗した。
 

「ルノー・ルーテシア」のルノースポールが帰ってきた。ルノーの高性能モデル開発、及びモータースポーツ活動をとりしきるルノー・スポール・テクノロジー社の特製ルーテシアだ。現行の3代目ルーテシア(欧州名クリオ)にも、以前からルノースポール版はあったが、日本市場へは正式導入されていなかった。今回やってきたのは、2009年春のジュネーブショーでデビューしたブラックマスクの最新バージョンである。

 
ルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)【試乗記】の画像
 
ルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)【試乗記】の画像
 
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アドレナリンが湧き出る

ルノースポールにハズレなし。これまでの経験でぼくはそう思っている。イギリス海峡に面した港町、ディエップにあるルノー・スポール・テクノロジー社の敷地は、かつてアルピーヌの工場があったところである。そのころから裏切ることのなかったハイパフォーマンス・ルノーの看板を背負うのが、ルノー・スポール(以下RS)である。

新型「ルーテシアRS」のパワーユニットは、202psの2リッター4気筒DOHC。「メガーヌ」や「ラグナ」にも使われている2リッターエンジンをチューンして、1リッターあたり100psを超すスポーツユニットに仕立てたものだ。
サスペンションの強化もぬかりないが、日本仕様の「トゥインゴRS」が採用したハードな“カップ仕様”の足まわりは、ルーテシアにはチョイスされなかった。ルノー・ジャポンの謳い文句は「クール・シック・ロケット」。コンフォートも忘れないプレミアム・ホットハッチを自認するのが今度のルーテシアRSである。

そのエンジンは、期待を裏切らない出来である。以前乗ったフェイスリフト前のモデル(並行輸入車)は、下のトルクが不足気味で、妙にスカスカした印象だったが、新型は低回転のトルクを20%増強し、6段マニュアルの1速、2速を低ギアリング化したという。その効果は明らかで、下から上までみっちり中身の詰まったルノースポールらしいエンジンに仕上がっている。いまにして思えば、マイナーチェンジ後まで正式輸入を我慢したのは正解だったかもしれない。

 
ルノー・ルーテシア ルノースポール(FF/6MT)【短評】

とはいえ、回せば回すほどアドレナリンが出るエンジンには違いない。黄色い盤面をもつタコメーターの、なるべく右半分で針を泳がせるような使い方が正しいし、楽しい。7000rpmに近いトップエンドになると、メーター内に警告ランプがつき、電子音も鳴ってシフトアップを促す。この日はこれで「シビック タイプR ユーロ」の試乗会に駆けつけたのだが、英国製のホンダ・スーパーハッチと比べると、RSのエンジンはひとくちに“豪快”だ。吸排気の息づかいにキャブレターユニットのようなワイルドさがある。

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