【スペック】全長×全幅×全高=4563×1902×1308mm/ホイールベース=2670mm/車重=1860kg/駆動方式=FR/4.3リッターV型8気筒DOHC(460ps/7750rpm、49.5kgm/5000rpm)/価格=2360万円(テスト車=2806万6000円)

フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)【試乗記】

みんなのフェラーリ 2010.01.06 試乗記 フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)
……2806万6000円

メタルルーフのオープンで、2+2のFR。“V8フェラーリ”として初物づくしなニューモデル、「カリフォルニア」の実力を試した。

もてなし上手

「フェラーリ・カリフォルニア」は、オールスターゲームみたいなスポーツカーだ。コンマ1秒のタイムを削るようなキリキリした切迫感はない。勝ち負けにこだわる真剣勝負というよりはお客さんを楽しませるための華やかなお祭りで、けれどもひとつひとつのプレーの質はおそろしく高い。観客(=ドライバー)は、肩の力を抜いてリラックスしながらスーパープレーの数々を楽しめる。歴史やルールなんか知らなくても、ピッチャーが投げる球はおそろしく速いし、バッターが打ったボールは見えなくなるほど遠くへ飛ぶ。

そのネーミングに似つかわしくない、東京の冬空の下で対面した「フェラーリ・カリフォルニア」は写真で見るよりも断然ハンサムだ。写真で見るかぎり、ハードトップを格納するトランクのあたりがモッコリしていて、なんだかなあ? という感じだった。けれども実車だと、オープンでもクローズドの状態でも気にならない。むしろ目が慣れるにつれ、ボリューム感のあるリアビューがカッコよく思えるようになった。ちなみにデザインは、ピニンファリーナとフェラーリのスタイリングセンターとのコラボだ。

乗り込んだ瞬間にインテリアがイマ風だと思うのは、「ブリッジ」と称されるY字のアルミ製センターコンソールと、巨大なタコメーターの左に位置するTFT液晶画面が目に入るから。この液晶画面は通常だと油温計と水温計が表示されるけれど、後退するときは後方の障害物を表示するバックモニターとして機能する。ほかにもクルマから降りようとしてドアを開けるとスーッとステアリングホイールが持ち上がってアシストしてくれる機能まであってびっくり。フェラーリはいつからこんなに“もてなし上手”になったのか。

トランク上には、風洞実験に基いてデザインされたという、控え目な(?)リアスポイラーが備わる。ちなみに、クローズド状態でのCd値は0.32。
フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)【短評】
中央に回転計を配する「カリフォルニア」のメーター。その右側にはアナログの速度計が、左側には油温、水温ほか各種インフォメーションがデジタル表示される。
フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)【短評】
まさか、と思ったけれどトランクスルー機構が備わっていた。後席バックレストを倒すと、スキーやゴルフバッグは難しいにしても、スノボぐらいだったら楽に積めそうなスペースが生まれる。
(写真をクリックすると、荷室の開閉アクションが見られます)
フェラーリ・カリフォルニア(FR/7AT)【短評】

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