【スペック】全長×全幅×全高=3545×1650×1495mm/ホイールベース=2420mm/車重=920kg/駆動方式=FF/1リッター直3DOHC12バルブ(75ps/6200rpm、9.7kgm/3000-4300rpm)/価格=183万円(テスト車=190万5600円/カーナビゲーションシステム+取り付けキット=5万8800円/カーナビゲーションシステム用カバー=3150円/ETC車載器=1万3650円)

フォルクスワーゲンhigh up!(FF/5AT)【試乗記】

脱“ガイシャ”まであと一歩 2012.10.14 試乗記 フォルクスワーゲンhigh up!(FF/5AT)

……190万5600円

新型コンパクトカー「フォルクスワーゲンup!(アップ!)」に徳大寺有恒が試乗。何かと話題のニューモデルを、巨匠はどう評価する?
「フォルクスワーゲンup!」はベーシックグレード「move up!(ムーブ アップ!)」と「high up!(ハイアップ!)」の2本立て。今回は後者をテストした。
「フォルクスワーゲンup!」はベーシックグレード「move up!(ムーブ アップ!)」と「high up!(ハイアップ!)」の2本立て。今回は後者をテストした。
1998年から2005年まで作られた「ルポ」。日本では1.4リッター(4AT)の「ルポ」および「ルポ・コンフォートパッケージ」、そして1.6リッター(6MT)の「GTI」が販売された。ボディーサイズ(GTI除く)は全長3525mm、全幅1640mm、全高1475mm。
1998年から2005年まで作られた「ルポ」。日本では1.4リッター(4AT)の「ルポ」および「ルポ・コンフォートパッケージ」、そして1.6リッター(6MT)の「GTI」が販売された。ボディーサイズ(GTI除く)は全長3525mm、全幅1640mm、全高1475mm。
1975年にデビューした初代「ポロ」。その前年に登場した「アウディ50」の姉妹車で、ボディーサイズは全長3512mm、全幅1559mm、全高1344mm。エンジンは当初0.9リッター直4のみで、後に1.1リッターや1.3リッターが追加された。日本へは未導入。
1975年にデビューした初代「ポロ」。その前年に登場した「アウディ50」の姉妹車で、ボディーサイズは全長3512mm、全幅1559mm、全高1344mm。エンジンは当初0.9リッター直4のみで、後に1.1リッターや1.3リッターが追加された。日本へは未導入。

サイズや価格に興味津々

松本英雄(以下「松」):今日の試乗車はフォルクスワーゲンの「up!(アップ!)」です。
徳大寺有恒(以下「徳」):いいね。どんな走りをするのか楽しみだ。

松:フォルクスワーゲンとしては、「ルポ」以来となるAセグメントの小型車ですからね。
徳:発表会で見たけど、コンパクトだよな。もしかして、ルポより小さいのか?
松:ほぼ同じですが、厳密にいえば全長はルポのほうが1〜2cm短いです。

徳:するとup!はフォルクスワーゲン史上最小モデルではないんだな。
松:歴代最小モデルは初代「ポロ」なんですよ。ルポより長さは1cmほど短いだけですが、幅はだいぶ狭かった。

徳:初代ポロがあったか。日本には入ってこなかったが、たしか「アウディ50」の姉妹車だったよな。しかし、さすがに詳しいね。
松:僕も気になったので、調べてみたんですよ。

徳:それはともかく、現代の欧州製4人乗りのコンパクトカーとしては、up!はミニマムサイズだろう。
松:そうですね。up!の全長は3545mmなんですが、これは「フィアット500」とまったく同じ。メジャーなところでは、この2車が最小です。

徳:日本車と比べると?
松:リッターカーとしては、国産最小の「トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン」よりup! のほうが10cmほど短いですね。

徳:up!は小さいだけじゃなく、軽いんだろう?
松:ええ。車重は900〜920kgですから。
徳:リッターカーが900kgで軽いと言われても、俺の感覚では正直言ってピンとこないんだが、今はそうなんだよな。
松:軽でも、装備が充実した上級グレードは800kg以上ありますからね。

徳:そしてもうひとつ、安いんだよな。
松:なぜかフォルクスワーゲンでは3ドアを2ドア、5ドアを4ドアと呼んでいますが、基本グレードである「move up!」の2ドアが149万円、4ドアが168万円です。

徳:対して国産リッターカーは?
松:トヨタの「パッソ」で100万円ちょっとから130万円ぐらいですね。

「up!」には4ドアモデル(写真左)と2ドアモデル(写真右)が存在する。ドアの枚数はもちろんのこと、リアサイドウィンドウの形状も異なっている。
「up!」には4ドアモデル(写真左)と2ドアモデル(写真右)が存在する。ドアの枚数はもちろんのこと、リアサイドウィンドウの形状も異なっている。

フォルクスワーゲンhigh up!(FF/5AT)【試乗記】の画像

徳:すると差額は40万〜50万円ってとこか?
松:up!はクラス初となる追突回避・軽減ブレーキやESPなどが標準装備ですから、実質的には20万〜30万円じゃないでしょうか。
徳:そりゃバーゲンプライスだな。

松:かつてルポのベーシックモデルにも149万9000円という戦略価格が付けられていたんですが、装備を考えるとup!はお買い得感がありますね。
徳:ルポの値段も調べてきたのかい?
松:いいえ。実は僕、ルポに乗っていたんですよ。購入した数少ない新車だから、はっきり値段を覚えているんです。ちなみに僕が買ったのは「コンフォートパッケージ」で、159万9000円でした。

徳:そうだったのか。で、ルポはどうだった?
松:クルマ自体はフォルクスワーゲンらしくカッチリしていたけれど、マイナートラブルがいくつかありましたね。周囲からは「柄にもなく新車なんか買うからだ」と言われましたが。
徳:そりゃお気の毒だったな。(笑)

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