【スペック】全長×全幅×全高=4730×1795×1435mm/ホイールベース=2850mm/車重=1560kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(318ps/6400rpm、38.7kgm/4800rpm)/価格=380万円(テスト車=431万4500円)

トヨタ・マークX プレミアム“Lパッケージ”(FR/6AT)【試乗記】

セダン上等 2009.12.18 試乗記 トヨタ・マークX プレミアム“Lパッケージ”(FR/6AT)
……431万4500円
燃費のいいハイブリッド車でも、いろいろ便利なミニバンでもない、そんな“セダン”の魅力とは?

不良中年のたたずまい

いろんなところで言われているように、現代のセダンにはカッコよさと楽しさが必要だ。冷静に考えれば、人や荷物がたくさん積める便利なミニバンや燃費のいいハイブリッド車など、選択肢はほかにたくさんあるわけです。だからセダンには、「うわーっ、カッコいい!!」とか「すっごい楽しい!!」とか、人をコーフンさせる“性能”が必要だ。では、10月にフルモデルチェンジを受けて2代目となった「トヨタ・マークX」に、人を昂揚させる力があるのか。3.5リッターのV型6気筒エンジンを積む最もラクシュリーなグレード「プレミアム“Lパッケージ”」で確かめてみました。

まずは正面から眺めて、素直にカッコいいと思う。従来型よりトレッドを20mm広げた効果は走行性能だけでなくスタイリングにも現れていて、ロー&ワイドな雰囲気はいかにも走りそう。シャープな造形のヘッドランプ等、フロントマスクにはちょっと“ワル”入っていて、不良中年っぽいたたずまい。
じゃあ全面的にカッコいいかというとちょっと違って、リアビューは割と平凡だ。というか、アコードに似てると思うのは自分だけでしょうか。そういえば先代マークXの後ろ姿は、フランク・ロイド・ライトの落水荘にインスパイアされたという「BMW7シリーズ」のリアビューを思わせた。個人的に、マークXのリアビューにはいつもひっかかる。いつもといっても、まだ2代目ですが。

インテリアは落ち着いていて、安心できるもの。クオリティも高く、“上等”という単語が頭に浮かぶ。けれども、このインテリアを眺める思いは複雑だ。というのも、無駄なものを削ぎ落として“勝負”をかけた先代のモードなインテリアがユーザーからはイマイチ不評で、トラッド方向に戻したという経緯があるからだ。インテリアデザイナーの方には葛藤があったのではないかと推測する。というわけで、顔・お尻・内装のデザインについては1勝1敗1引き分けというところ。

新型「マークX」の外観は、イメージの異なる3つのフロントフェイスが用意される。試乗したプレミアム仕様は、グリルとバンパーがシンプルな造形で、一番すっきりしたタイプ。ほかにスタンダード仕様と、スモーク加工が施されたヘッドランプとスポイラー付きバンパーを備えたスポーツ仕様がある。個人的には、ごてごてしていないプレミアム仕様が一番好み。
新型「マークX」の外観は、イメージの異なる3つのフロントフェイスが用意される。試乗したプレミアム仕様は、グリルとバンパーがシンプルな造形で、一番すっきりしたタイプ。ほかにスタンダード仕様と、スモーク加工が施されたヘッドランプとスポイラー付きバンパーを備えたスポーツ仕様がある。個人的には、ごてごてしていないプレミアム仕様が一番好み。
「プレミアム“Lパッケージ”」のインテリアにはステアリングホイールとシフトセレクターの一部に木目調をあしらって、落ち着いた雰囲気を演出する。また、後席にはリクライニング機構が備わり、前席にはシートヒーターが標準装備される。
「プレミアム“Lパッケージ”」のインテリアにはステアリングホイールとシフトセレクターの一部に木目調をあしらって、落ち着いた雰囲気を演出する。また、後席にはリクライニング機構が備わり、前席にはシートヒーターが標準装備される。
曲面の美しさを表す「グラマラス」と、ハイテクな硬質感を表す「テック」をかけた「グラムテック」という造語がデザイン開発のキーワードだったとか。
曲面の美しさを表す「グラマラス」と、ハイテクな硬質感を表す「テック」をかけた「グラムテック」という造語がデザイン開発のキーワードだったとか。

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