【スペック】370GT タイプS(写真手前):全長×全幅×全高=4945×1845×1500mm/ホイールベース=2900mm/車重=1750kg/駆動方式=FR/3.7リッターV6DOHC24バルブ(333ps/7000rpm、37.0kgm/5200rpm)/価格=492万4500円(テスト車=589万500円/特別塗装色ディープブロンズ=5万2500円/セーフティシールドパッケージ=27万3000円/プレミアムインテリアパッケージ+BOSEサラウンドサウンドシステム=64万500円)

日産フーガ370GT タイプS(FR/7AT)/250GT(FR/7AT)【試乗速報】

一皮むけた 2009.12.16 試乗記 日産フーガ370GT タイプS(FR/7AT)/250GT(FR/7AT)
……589万500円/497万7000円

高級セダン「日産フーガ」の2代目がデビューした。「走・美・快」を開発コンセプトに掲げる新型の走りと乗り心地をチェックした。

随所に溢れる本物感

「日産フーガ」は外観を大きく変貌させた。比較的シンプルな面構成を採っていた従来型に対し、今度は抑揚のあるうねったパネルや、多角的波形処理によるディテールを特徴とする。これらはここ数年世界中で流行している“華流デザイン”に他ならない。どこのメーカーも今や中国市場になびいている。この傾向はこの先まだ続くだろう。

ふくらみのあるフェンダーラインからは懐かしさすら漂う。Aピラーを後退させてフードを長く見せているのもクラシックなデザイン手法だ。最近の大きく寝かせたスクリーンがもたらす広いダッシュボードとは違い、フーガのそれは狭く短く、内側から拭くのにも便利な造りだ。複雑にプレスされたドアは、映り込む景色によってはぶつけて凹んだようにも見えかねないほどだが、アルミ製のやわらかな曲面は板厚も感じさせてくれる。

内装は外観以上に、“R”の小さな曲面や曲線が多用されている。そこに貼られたウッドパネルも凝っていて、銀粉をすり込んだ木目処理は豪華さも演出。合わせ目の木目が合っていないことが却って本物であることを伺わせる。表皮の柔らかい本革シートも、手触りだけでなく、座り心地やホールド性の点でもドライバーを満足させてくれる。

複雑な陰影を映し出す新型フーガのボディ。多数の凹凸を与え、勢いや艶感を表現したという。
複雑な陰影を映し出す新型フーガのボディ。多数の凹凸を与え、勢いや艶感を表現したという。
オプション「プレミアムインテリアパッケージ」に含まれる「銀粉本木目」。0.3mm厚のウッドパネルに純銀粉を擦り込んだこちらは、フーガならではの個性とアピールされる。
オプション「プレミアムインテリアパッケージ」に含まれる「銀粉本木目」。0.3mm厚のウッドパネルに純銀粉を擦り込んだこちらは、フーガならではの個性とアピールされる。

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