目指すは5連覇! チーム・ランドクルーザー、「ダカールラリー2010」に意欲

2009.12.08 自動車ニュース

目指すは5連覇! チーム・ランドクルーザー、「ダカールラリー2010」に意欲

トヨタ車体は2009年12月8日、「ダカールラリー2010 アルゼンチン〜チリ」参戦を前に、千葉県木更津市のテストコースで最終訓練の様子を披露した。

■厳しい時代に、いざ挑戦

“パリダカ”の名で知られる、「ダカールラリー」。1979年からアフリカで開催されてきた伝統のラリーレイドだが、2008年は現地の政情不安により中止。2009年は舞台を南米に移すこととなった。
32回目を迎える2010年大会も、コースはアルゼンチンとチリにまたがる9000km。改造車と市販車、二輪車と四輪車が混走するなかで争われる。

2009年には名門の三菱が参加を取り止めるなど、昨今の経済不況も影を落とすダカールラリーだが、2005年以来市販車部門で4連覇しているトヨタ車体の「TLC」(チーム・ランドクルーザー)は、「トヨタ・ランドクルーザー200」で今年も参戦。チームスタッフの面々が、現地への渡航前に意気込みを語った。

1号車を駆るのは、2004年以来ダカールラリーに挑む三橋淳選手だ。市販車クラスの4位(総合31位)に終わった2009年の大会は、アフリカと異なる砂漠の質などに戸惑いもあったとのことだが……?
「クルマは基本的に2009年と変わりません。細かい改良が施されているぶん、ミスしなければ勝機はあるはずです」。「モータースポーツにとって厳しい時代にあえて参戦するからには、クラスはもちろん総合でも優勝して、このレースの存在をアピールしたいです」と意欲を見せる。

トヨタ車体の2号車にナビゲーターとして乗り込むもうひとりの日本人、三浦昂(あきら)選手は、2007年と2009年にクラス優勝を果たしている。
「今年は(予算の関係などで)サポート体制が手薄になるので、マシンを壊さないよう大事に走らないと……」などと苦笑いしつつも、「過去に勝っていることの気負い? ありません。むしろ、フランス人ドライバー(二コラ・ジボン選手)とのやりとりなど、楽しみのほうが多いです」と笑顔で答えた。

森達人TLC監督も、「マシンは今まさに、海の上を現地に向かっています。とてもいい仕上がりですよ」と、気合十分。スタッフの多くは、クリスマス前後に現地入りするとのことだった。
そんな次戦のダカールラリーは、2010年の1月1日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでスタートを迎える。果たして市販車部門5連覇なるか!?

(webCG 関)

ランクルを前に、ラリーへの意欲を見せるTLCの3人。写真左から、三浦昂選手、森達人監督、そして三橋淳選手。
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オートバイでのパリダカ参戦経験もある、三橋淳選手。
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TLC2号車のナビゲーター三浦昂選手には2連覇がかかる。
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「ランドクルーザー200」も武者ぶるい? 会場で豪快なデモランを披露した。
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ジャンプ一番! マシンは、トヨタ車体の食堂や取引先などから回収した廃食油を使った、バイオディーゼル燃料で走行。環境面もアピールされる。
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