クルマ趣味の世界に元気を! 〜「お台場スワップミート2DAYS」開催

2009.11.30 自動車ニュース

クルマ趣味の世界に元気を! 〜「お台場スワップミート2DAYS」開催

クルマ趣味の世界に元気を! 〜「お台場スワップミート2DAYS」開催

2009年11月28、29日、東京・台場の特設会場で「お台場スワップミート2DAYS」が開かれた。

真っ赤な「アルファ・ロメオ・ジュリアスーパー」は、200万円を180万円に値引きしていた。
真っ赤な「アルファ・ロメオ・ジュリアスーパー」は、200万円を180万円に値引きしていた。
きれいな「シトロエンDS」には“売約済”の貼り紙が。はたしていくらで売れたのだろうか?
きれいな「シトロエンDS」には“売約済”の貼り紙が。はたしていくらで売れたのだろうか?
パーツ、ミニカー、雑誌、新型車解説書……取り扱い商品の幅が広いブース。
パーツ、ミニカー、雑誌、新型車解説書……取り扱い商品の幅が広いブース。

■日本最大級!

クルマやバイク好き、とくに旧車愛好家の間では「フリーマーケット」や「スワップミート」は、とても身近な存在である。各地で開かれる旧車イベントやミーティングの多くには、それらのためのスペースが用意されている。また「フリーマーケット」や「スワップミート」あるいは「部品交換会」など名称はさまざまだが、クルマやバイクの関連商品を中心に売買するだけのイベントも多数開催されている。

というわけで、企画自体に目新しさはまったくないのだが、なぜこの「お台場スワップミート2DAYS」がニュースになるかといえば、その開催規模の大きさである。会場となった東京・台場の日本科学未来館に近い青海西臨時駐車場の収容台数が400台以上といえば、その広さが伝わるだろうか。「日本最大級のスワップミート」という主催者の謳い文句に疑いの余地はなさそうだ。

この「お台場スワップミート2DAYS」を企画したのは、「ノスタルジックカーショー」などの旧車関連イベントを長年にわたって手がけてきた関始(せき・はじめ)氏。
「景気の影響から、旧車趣味の世界もここにきてどうも元気がない。そこで活性化を図るために出展料を安く抑え、誰でも気軽に参加できるこのイベントを企画した」そうである。
自動車関連スワップミートとしては非常に珍しい(筆者が知る限りでは2回目)2日間の開催としたのは、イベントの成否を左右する天候対策から。「東京ではこの時期、2日続けて雨が降ることはほとんどないんです。だからそのぶん経費はかかるけど、保険の意味もあって2日間にしたんですよ」という。

企画趣旨に沿って、間口2.5m×奥行5mのひとコマあたり1日で4950円、2日で8000円と出展料を安く設定した効果は上々で、初の開催という告知面でのハンデにもかかわらず600コマが埋まった。出展者数は200以上で、業者と個人がほぼ半々だそうだ。入場料は午前8時から10時までが1500円、10時以降は1000円である。
取材に訪れたのは29日の午前中だが、関氏によれば28日の来場者はおよそ5000人、29日はその倍の1万人を見込んでいるとのことだった。

「“ケンメリ”スカイライン」のグリルやリアガーニッシュ、「スピードスター」のアルミホイールなど、70年代の走り屋系パーツがズラリ。
「“ケンメリ”スカイライン」のグリルやリアガーニッシュ、「スピードスター」のアルミホイールなど、70年代の走り屋系パーツがズラリ。
特別出展したスーパーカーショップ「キャステルオート」のブースでは、「ランボルギーニ・ミウラ」や「フェラーリ365GT4BB」などのサウンド・パフォーマンスを実施していた。
特別出展したスーパーカーショップ「キャステルオート」のブースでは、「ランボルギーニ・ミウラ」や「フェラーリ365GT4BB」などのサウンド・パフォーマンスを実施していた。

■具材豊富な“ごった煮”状態

会場内に足を踏み入れると、車両本体をはじめ部品・用品、ミニカーやプラモデルなどのホビー類、自動車専門誌やカタログ、ヘルメットやレーシングスーツなどのレーシングギア、そしてウェア類と、クルマ好きの心をくすぐる品々がこれでもかとばかりに並べられ、来場者を待ち構えている。
ひとまわりしたところで部品・用品からオモチャまで、まるでごった煮のように並べている顔見知りの出展者(本業は英国車ショップ)を見つけたので、状況を聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
「客足はニューイヤーミーティング(※)の半分くらいって感じですかね。不景気でみんな財布のヒモは固いから、安い商品、ウチの場合は100円から買えるものを並べてます。高額商品はホントに動かないから」

その話を聞いて、納得してしまった。ネットオークションを見ても、今年に入ってからというもの、高額商品の動きが極端に悪くなっているからだ。だが、安いものなら売れる。筆者自身、会場内で相場よりだいぶ安く売られていた自動車専門誌を見つけ、思わず3冊ほど買ってしまったのだから。

とはいうものの、売れない、景気が悪いと嘆いていても何も始まらない。主催者の言葉どおり、自動車趣味の世界の活性化のためにも、こうしたイベントの開催は歓迎すべきことだろう。

※ニューイヤーミーティング:来年で34回を迎える国内最大級のクラシックカーミーティング。毎年1月に開催され、出展台数300台を超える。

(文と写真=田沼 哲)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。