第119回:新型「ルノー・トゥインゴ」に、おフランスの残り香を探して

2009.11.28 エッセイ

第119回:新型「ルノー・トゥインゴ」に、おフランスの残り香を探して

安レンタカー

海外旅行から帰ってきたクルマ好きの土産話として、よく聞かされるのは「現地で乗ったレンタカー」である。

まあ、日頃乗れないモデルであったり、ちょっと立派なクルマだったりすることが多い。そういうボクも、海外で初めて運転したクルマは、大学生のときオーストラリアを一人でドライブ旅行したとき乗った、赤い「GMホールデン・コモドア」だった。「オペル・コモドア」の現地版である。

ところが今日はといえば一転して、レンタカーで借りるのは、安グルマばかりになってしまった。航空券のウェブ予約と一緒に申し込むと安くなる類のもので、なかでも最低グレードのものを選んでいる。
実際のところは家計の問題であって、仕事のときも、なるべく経費を少なく済ませようという涙ぐましい努力である。
あえて負け惜しみをいえば、ヨーロッパのクルマは、小さくてもエンジンを回せば元気に走るのだ。こちらに住み始めてまもなく、無名のレンタカー屋でボロボロの「フィアット・パンダ」を借りて、小さな島を乗りまわした。懐かしいあの日に帰れる楽しさもある。

レンタカーの「ルノー・トゥインゴ」。ルマンにて。
レンタカーの「ルノー・トゥインゴ」。ルマンにて。
ルマン24時間レースが行われるフランスのサルトサーキットのミュルザンヌコーナーで。
ルマン24時間レースが行われるフランスのサルトサーキットのミュルザンヌコーナーで。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。