【スペック】ステップワゴン スパーダZi:全長×全幅×全高=4690×1695×1815mm/ホイールベース=2855mm/車重=1650kg/駆動方式=FF/2リッター直4SOHC16バルブ(150ps/6200rpm、19.7kgm/4200rpm)/価格=334万8000円(テスト車=352万1250円/車体色プレミアムブラキッシュパール=3万6750円/リアエンターテイメントシステム=5万2500円/17インチアルミホイール+タイヤ=5万2500円)

ホンダ・ステップワゴン スパーダZi/ステップワゴンG Lパッケージ【試乗記】

闘うホンダ 2009.11.25 試乗記 ホンダ・ステップワゴン スパーダZi(FF/CVT)/ステップワゴンG Lパッケージ(FF/CVT)
……352万1250円/272万4250円


いまやファミリーカーの代名詞ともいえるミニバン。中でも5ナンバーサイズ・200万円そこそこのクラスは人気が高く、競争が熾烈だ。果たして新型「ステップワゴン」は、いかなる進化を遂げたのか?

カッコつけず、わかりやすく

新型「ステップワゴン」は、すがすがしいクルマだ。じつはこのクルマのデビュー前に、そのLPL(=ラージプロジェクトリーダー、いわゆる開発チームの責任者)である小西真氏にインタビューする機会があった。そのとき「このジャンルにユーザーが期待するものはなにか?」と問うと、小西LPLが間髪いれずに「容積単価ですよ、つまり広くて安い(笑)」とズバリと答えてくれたのには、少しばかり面食らった。それ以外の話題でも、小西LPLはイメージとか建て前を気にせずに、とにかくこちらが言ってほしい本音を、オヤジギャグをおりまぜながらビシバシきめてくれる愛すべきオジサン(失礼!)だった。

低床低重心で、まるで「シビック」のように走った先代ステップワゴンは、発売1〜2年は爆発的に売れた。おそらくは“F1のホンダらしいミニバン”として一定以上のファンの支持を受けたのだろう。しかし、モデルライフ後期に入ると、「ノア/ヴォクシー」が出ても粘りゴシで売れ続ける「セレナ」とは対照的に、ステップワゴンの販売は急降下。極端にいえば指名買いメインのスポーツカーのような売れ方で“ひとり負け”だったことは否定できない。先代ステップワゴンは背は低いがその分フロアも低く、室内空間が大きく劣っていたわけではなかった。ひとたび車内に入って座ればけっして狭くもなかったが「見た目で先入観を持たれるので売りにくい……が販売現場からの声でした」と小西LPL。

だから、この種のミニバンを望むユーザーの興味を、カッコつけずにわかりやすく引き寄せる……が、新型ステップワゴン最大の使命だったという。当然、テレビCMも想定ユーザー層に対してドンピシャにキャッチーであることが重要。というわけで、ウルトラファミリーの登場である。実際に購入するパパママ層から車内での主役たる子供まで共通して刺さるキャラクターであり、しかも8人乗りミニバンだから登場人数は最低8人は必要……となると、候補はいくつかに絞られるが、そこで仮面ライダーや戦隊シリーズが選ばれなかったのは、彼らは家族ではないからだ。わかりやすい。

グラスエリアが広くなり、開放感がアップした。
グラスエリアが広くなり、開放感がアップした。
先代モデルでサイド跳ね上げ式だった3列目シートは、床下収納が可能に。これにより広々したラゲッジルームがつくり出せるようになった。 
先代モデルでサイド跳ね上げ式だった3列目シートは、床下収納が可能に。これにより広々したラゲッジルームがつくり出せるようになった。 
ちなみにウルトラマンは、円谷プロから駆けつけたホンモノ。
ちなみにウルトラマンは、円谷プロから駆けつけたホンモノ。

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