BMW、新型「5シリーズ」の概要を公開

2009.11.24 自動車ニュース

BMW、新型「5シリーズ」の概要を公開

独BMWは2009年月11月23日、新しくなったアッパーミドルクラス「5シリーズセダン」の写真と概要を公開した。

■ややコンサバ?

第6世代にあたる、新型「BMW5シリーズセダン」の姿が明らかになった。2003年7月に先代が欧州で発売されて以来、6年ぶりのフルモデルチェンジである。

ヘラで削り取ったかのような、アグレッシブな面構成が印象的だった先代に比べ、「7シリーズ」にも通じる、やや落ち着いた外観となった新型。しかし、キドニーグリルや丸目4灯のヘッドランプ、L字型テールランプといった、BMWセダンの伝統は、そこかしこ。「クーペのような流麗なルーフライン」を前面に、「完璧に均整のとれたプロポーション」を謳う。

実際のボディサイズは、全長×全幅×全高=4899×1860×1464mmで、先代に比べ44mm長く、15mm幅広く、6mm 低くなった。なかでも、同一セグメントで最長だという2968mmのホイールベースは、先代より78mmも延長されており、広くなったリアシートのレッグスペースなど室内の快適性もウリとする。
その一方、前席ではセンターコンソールがドライバーのほうに7度傾けられるなど、ドライバーオリエンテッドな演出も抜かりない。

■運動性も快適性も

くっきりとした輪郭線をもつエンジンフードの下には、全部で7種類の心臓がおさめられる。
ガソリンユニットは、ツインターボで過給される「550i」の4.4リッターV8ユニット(407ps、61.2kgm)を筆頭に、3リッター直6は、「535i」のシングルターボ(306ps、40.8kgm)、「528i」(258ps、31.6kgm)と「523i」(204ps、27.5kgm)のリーンバーン自然吸気ユニットが続く。ディーゼルは、3リッターユニット以下3種類が用意される。

組み合わされるトランスミッションは、8段AT。535iほか、2種類のディーゼルモデルには6段MTも用意される。足まわりは、フロントがダブルウィッシュボーン式で、リアは「インテグラルVリア・アクスル」と呼ばれるマルチリンク式を採用。50:50の前後重量配分と相まって、「比類ない走りと快適なドライブを約束する」という。なお、全モデルのブレーキに、エネルギー回生システムが備わるのも、新型ならではの特徴だ。

走りをサポートするハイテク装備も、パーキングアシストをはじめ、アクティブクルーズコントロール、車線逸脱警告システム、速度標識識別システム、ナイトビューなどなど、最新セダンにふさわしいものが用意される。
7シリーズに迫る優位性をもつようになったという新型5シリーズは、実際に7シリーズと多くのコンポーネントを共有し、同じディンゴルフィン工場で生産される。欧州での価格や、日本への導入時期は、まだ明らかになっていない。

(webCG 関)


BMW、新型「5シリーズ」の概要を公開の画像
先にデビューした新型7シリーズを思わせる、新型5シリーズ。プロポーションの美しさをアピールするボディは、全てのドアやエンジンフードにアルミを用いるなど軽量化が図られる一方で、剛性は平均55%強化されたという。
先にデビューした新型7シリーズを思わせる、新型5シリーズ。プロポーションの美しさをアピールするボディは、全てのドアやエンジンフードにアルミを用いるなど軽量化が図られる一方で、剛性は平均55%強化されたという。
独特なラインをみせる、新型5シリーズのボンネット。もちろん、歩行者への安全対策も考慮されている。
独特なラインをみせる、新型5シリーズのボンネット。もちろん、歩行者への安全対策も考慮されている。
実際のパフォーマンスは、「550i」の0-100km/h加速が5.0秒、「535i」の同値が6.0秒と伝えられる。
実際のパフォーマンスは、「550i」の0-100km/h加速が5.0秒、「535i」の同値が6.0秒と伝えられる。

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