【スペック】全長×全幅×全高=3944×1708×1514mm/ホイールベース=2456mm/車重=1135kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(120ps、16.3kgm)(欧州仕様車)

シトロエンC3(FF/5MT)【海外試乗記】

飛ばさなくても楽しめる 2009.11.14 試乗記 シトロエンC3(FF/5MT)

シトロエンの売れ筋モデル「C3」がフルモデルチェンジ。大きなフロントウィンドウが目を引く、新型の出来栄えは? 本国での発売を前にイタリアで試乗した。

際立つディテール

自動車作りを始めて今年90周年を迎えたシトロエンの歴史で、2002年にデビューした「C3」は画期的なモデルといえるかもしれない。先進性を尊ぶフランスらしく、過去の遺産には目もくれなかったブランドが、ラウンディッシュなフォルムや1本スポーク風ステアリング、扇形のメーターなど、「2CV」を連想させるデザインを採り入れてきたからだ。

いまでは「プジョー207」などにも使われている新世代プラットフォームを初採用し、フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームという、現在のコンパクトカーの定型ともいえるサスペンション形式をいち早く導入したシトロエンでもあった。
もっとも「意余って力足らず(?)」だったのも事実で、室内の仕上げはお世辞にも上質とはいえず、後席は頭上空間が狭く、低速での乗り心地は硬めで、シトロエンならではのやさしさが得られにくかった記憶がある。

それでも世界レベルでは、7年間で200万台を売る人気車種になった。そのためだろう、今年秋に発表された2代目は、デザインについては旧型に似て、コロンと丸い。ところがイタリアのトスカーナ地方で開催された国際試乗会で初めて出会った実車は、そのフォルムよりディテールが目立っていた。

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