第117回:【Movie】これでキミも「シトロエンDS」が運転できる!?

2009.11.14 エッセイ

第117回:【Movie】これでキミも「シトロエンDS」が運転できる!?

マルセルさんの1971年型「シトロエンDS21」。
マルセルさんの1971年型「シトロエンDS21」。
スタイリストのフラミニオ・ベルトーニが苦心したCピラーの造形。
スタイリストのフラミニオ・ベルトーニが苦心したCピラーの造形。
限りなく柔らかなシートは、DSのチャームポイント。愛犬は暑さで少々バテ気味。
限りなく柔らかなシートは、DSのチャームポイント。愛犬は暑さで少々バテ気味。

ハイブリッド効果!?

シトロエンが新プレミアム系シリーズを「DS」の名前で展開すると決めたのは、2008年のことだった。そして、その第1弾「DS3」が、2009年のフランクフルトショーで発表された。

「DS」というと、今や日本だけでなくイタリアやフランスでも「これっすか?」と任天堂のゲーム機を見せられそうなご時世である。だが、iPodのヒットで「i」の付く商品が増えた現象と同じく、あのゲーム機のおかげで、“DS”の名前は意外に人々にすんなり受け入れられるというハイブリッド効果? があるかもしれない。
いっぽう、元祖「シトロエンDS」(1955-75年)は、その独創的スタイルとメカニズムで、世界の自動車界に衝撃をもたらした。その操作系も、独特のものがあった。

今回取材に協力してくれたのは、フランス・ブルターニュ地方在住のマルセル・エランさんだ。DS2台、2CV最終モデル1台の計3台を所有する熱烈シトロエニストである。
「当時としてはあまりにアヴァンギャルドなテクノロジーに惚れこんでしまった」というのが、彼がその道に入ったきっかけだ。

今回は、以前お送りした「イタリア製3輪トラック・アペの運転」に勝るとも劣らない、その個性溢れるDSの「お作法」を、じっくりご覧いただこう。
隣にいたジーナさんは、「私がまともに運転できるクルマがない!」と嘆いていた。エンスー家庭の悩みは、どの国も同じなようで……。

(文と写真=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA)

DSのステアリングは、これで直進位置である。
DSのステアリングは、これで直進位置である。
今回協力してくれたDSオーナーのマルセルさん(左)とジーナさん(右)。
今回協力してくれたDSオーナーのマルセルさん(左)とジーナさん(右)。
2人と1匹は、各地のシトロエンイベントに積極的に参加している。
2人と1匹は、各地のシトロエンイベントに積極的に参加している。

【Movie】「シトロエンDS」の運転操作の仕方教えます!

(撮影・編集=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA)

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。