【スペック】全長×全幅×全高=5072×1902×1494mm/ホイールベース=3070mm/車重=2120kg/駆動方式=FR/4.4リッターV8DOHC32バルブ(449ps/5500-6000rpm、66.3kgm/2000-4500rpm)、モーター(20ps、16.3kgm)/国内販売価格=1280.0万円

BMWアクティブハイブリッド7(FR/8AT)【海外試乗記】

世界最速ハイブリッド 2009.11.09 試乗記 BMWアクティブハイブリッド7(FR/8AT)
……1280.0万円(国内販売価格)

「BMW7シリーズ」にハイブリッドモデルが登場。V8エンジンとモーターを併せ持つ大型セダンに“駆けぬける歓び”はあったのか? 本国ドイツで試乗した。

出血大サービス!

「いくらなんでも、やりすぎだろう」というのが正直な印象。最近ドドッとハイブリッド化に舵を切ったドイツの自動車界、まず先陣を受け持った「メルセデスSクラス」に続き、最強のライバルBMWからも、初のハイブリッド車(HV)が颯爽とデビューした。その名は「アクティブハイブリッド7 」。さっそく本拠地ミュンヘンに飛んで速攻試乗してみたら、なんとも呆れるほど速いのだ。さすがBMW というべきか、「走り」へのこだわりが深すぎる。

そういうわけで、このアクティブハイブリッド7(勝手に略してAH7)、何より運転が大好きなBMWファンから熱く歓迎されるのは確実。日本でも2010年の夏までに発売される見込みで、すでに価格も決まっている。ノーマルホイールベースのものが1280万円、リアシート部を14cm延ばしたロング仕様が1405万円。ベースとなった750i/750Liに対し、それぞれ80万円と75万円高というのは、高価なリチウムイオン電池などの内容を考えれば出血大サービスだ。

まず全体像を予習しておくと、パワー系の配置は前からエンジン→モーター→トルコン→AT→後輪という順番。つまり最もシンプルなパラレルHVで、エンジンとモーターは常にいっしょに回転し、走行中どちらかを完全に休ませるというパターンはない。エンジンは発進から走行のすべてを受け持ち、急加速など必要に応じてモーターが加勢するという組み合わせ。惰力走行や減速時には路面から後輪を介してモーターが逆駆動され、発電機に変身してバッテリーを充電する。私たち日本人の感覚では、HVというより「電動アシスト付きガソリン車」と呼ぶべきかもしれない。

 
BMWアクティブハイブリッド7(FR/8AT)【海外試乗記】の画像
「アクティブハイブリッド7」のインテリア。基本的に7シリーズと共通デザインだ。
「アクティブハイブリッド7」のインテリア。基本的に7シリーズと共通デザインだ。
19インチホイールは、専用の意匠。ブレーキにはエネルギー回収システムが備わる。
19インチホイールは、専用の意匠。ブレーキにはエネルギー回収システムが備わる。

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