【スペック】ポルシェ911ターボ:全長×全幅×全高=4450×1852×1300mm/ホイールベース=2350mm/車重=1570kg/駆動方式=4WD/3.8リッター水平対向6DOHC24バルブ(500ps/6000rpm、66.3kgm/1950-5000rpm)(欧州仕様車)

ポルシェ911ターボ(4WD/7AT)/911ターボカブリオレ(4WD/7AT)【海外試乗記】

限界はどこにある? 2009.10.28 試乗記 ポルシェ911ターボ(4WD/7AT)/911ターボカブリオレ(4WD/7AT)

直噴エンジンとPDKを手に入れた新型「911ターボ」に、ポルトガルで試乗。そのダイナミックな走りを支える様々な技術に、リポーターは改めて感心したという。

エンジンマウントで速くなる

跳ねたり、飛んだり、滑ったり……いざ自分で走ってみれば、かくも激しい挙動を御するのに大忙しとなるご存知ニュルブルクリンクのオールドコース。サーキットというよりは、「ワインディングロードにガードレールが付いただけ」と表現したほうがはるかに適切な、全長およそ21kmのコースを、直噴エンジンとPDKを手に入れた最新の911ターボは、LSDをオプション装着した従来型の7分49秒よりも、およそ10秒速いラップで周回するという。

「計測時の気温なども異なるのであくまで参考のデータだが……」との断り付きで、そんなコメントをくれたシャシー開発担当のエンジニア氏は、そのタイム差のおおよその内訳も示してくれた。それによると、「4秒がタイヤぶんで2秒がエンジンぶん、そして同じく2秒がオプションのダイナミックエンジンマウントぶんで、やはりオプションのトルクベクタリングとPDKがそれぞれ1秒ぶんずつ」とのこと。タイヤとエンジンは納得としても、運転状況に応じ硬度を変えることで快適性確保とロール・イナーシャの減少を両立させるという、エンジンマウントのアクティブ制御がかくも効くとはちょっと驚きだ。

そう、先日開催のフランクフルトショーでデビューをした最新の911ターボは、「35年におよぶ911ターボ史上で、初めての全面刷新」が伝えられるエンジンと、すでに「911カレラ」や「ボクスター/ケイマン」で実績を持つデュアルクラッチ式トランスミッション「PDK」の新設定がメインのニュース。しかし、実は今回はそれ以外にも走りのポテンシャルに密接に関係する、様々なテクノロジーが用意されたことも見逃せない。
当然ながら、国際試乗会に用意をされたテスト車の多くは、そんな興味深いアイテムを装着している。そしてそれらを実際に体感させるべく、イベントのメイン舞台として用意されたのは、ポルトガルはリスボン近郊のエストリルサーキットコースだった。

 
ポルシェ911ターボ(4WD/7AT)/911ターボカブリオレ(4WD/7AT)【海外試乗記】の画像
 
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