【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1640mm/ホイールベース=2425mm/車重=790kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブ(52ps/6000rpm、6.4kgm/4000rpm)/価格=124万9500円(テスト車=132万3000円/CDプレーヤー=2万1000円/ディスチャージヘッドランプ=5万2500円)

スズキ・ワゴンR FXリミテッド(FF/CVT)【試乗記】

「ワゴンR」というブランド 2012.10.22 試乗記 スズキ・ワゴンR FXリミテッド(FF/CVT)
……132万3000円

見た目の印象は変えずに、さらなる室内空間の拡大と低燃費を目標に進化した新型「ワゴンR」。上級グレードでその実力を試した。
足元に十分すぎるほど余裕がある後席空間。リアシートは左右が独立して前後に160mmスライドし、リクライニング機能も備わる。
スズキ・ワゴンR FXリミテッド(FF/CVT)【短評】

模範的な後部座席だけど

ガクン! と首が揺すられて、ハッとした。「スズキ・ワゴンR」の後部座席に座って、いつの間にかうつらうつらしていたらしい。早朝からの撮影を終え、高速道路を使って東京へ戻る途中だ。先ほどまで寝息を立てていたカメラマン氏が、いまは元気にクルマを走らせている。

ワゴンRのリアシートは、広い。先代型より長くなったホイールベースの延長分25mmが、そのまま前後乗員間距離の拡大、つまり後席の足元を広げることに充てられた。個人的には、後席を後ろにスライドさせたときに、土台の部分が座面より前に出るのが視覚的に気になるのだが、実用上はふくらはぎの後ろの空間を狭めるだけなので、問題ない。

写真をクリックすると、後席のスライドやリクライニングによる荷室の変化と、助手席まで倒したフラットな空間が見られます。
スズキ・ワゴンR FXリミテッド(FF/CVT)【短評】

見た目が平板で、背もたれの高さももう少しほしいところだが、シートの座り心地はまずまず。ワゴンR伝統の、四角いボックススタイルが奏功して、膝前、頭上、頭部横と、十分な空間が取られる。大人二人が問題なく実用的に使うことができるリアシートだ。背もたれは分割可倒式になっているので、個々にフラットにすることもできるし、さらに助手席の背もたれを前に倒せば、長尺物を搭載することも可能。

……と、静的な状態では廉価な実用コンパクトとして模範的な後部座席なのだが、走行中には意外と突き上げが気になる。ワゴンRのリアサスペンションは、左右輪をつなぐクロスビームを前方からのトレーリングアームでつる形式で、左右の位置決めはパナールロッドで行う。古めのサスペンション形式が悪いとは一概に言えないが、新型ワゴンRの場合、ほかの部分に文句の付けようがないので(!?)、つい指摘したくなるのだ。よもや「心地よいうたた寝を中断させられた腹いせ」と勘ぐる人はいらっしゃらないと思いますが……。

「FXリミテッド」には14インチのアルミホイールが備わる。タイヤサイズは155/65R14。
スズキ・ワゴンR FXリミテッド(FF/CVT)【短評】

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ワゴンRの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • スズキ・ワゴンR/ワゴンRスティングレー 2017.2.1 画像・写真 軽ハイトワゴンの元祖である「スズキ・ワゴンR」が、新世代プラットフォームやマイルドハイブリッドが採用された6代目にフルモデルチェンジ。イメージの異なる3種類のデザインをそろえた新型の姿を、画像で紹介する。
  • 新型「スズキ・ワゴンR」 3種類のデザインで登場 2017.2.1 自動車ニュース スズキが6代目となる新型「ワゴンR」を発表。デザインは従来モデルから一新されており、特にフロントまわりについてはイメージの異なる3種類のデザインを用意。33.4km/リッターというマイルドハイブリッド車の燃費も特徴となっている。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
  • 日産ノートe-POWER X モード・プレミア(FF)【試乗記】 2017.2.4 試乗記 シリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載する、「日産ノート」のカスタマイズモデル「ノートe-POWER X モード・プレミア」に試乗。高級感を演出した見た目にとどまらない、個性的な走りの質を報告する。
  • マツダ・ロードスターRF RS(FR/6MT)【試乗記】 2017.2.2 試乗記 電動式のリトラクタブルハードトップと、専用デザインのリアセクションを持つ「マツダ・ロードスターRF」のスポーティーグレード「RS」に試乗。ソフトトップモデルとは一味違う、走りの魅力をリポートする。
ホームへ戻る