【スペック】ワゴンRスティングレー T:全長×全幅×全高=3395×1475×1660mm/ホイールベース=2425mm/車重=820kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブターボ(64ps/6000rpm、9.7kgm/3000rpm)/価格=149万6250円(テスト車=158万250円/CDプレーヤー=2万1000円/ESP=6万3000円) (写真手前)

フォルクスワーゲンmove up!/スズキ・ワゴンRスティングレー T【試乗記(前編)】

スモールカー頂上決戦!(前編) 2012.10.24 試乗記 フォルクスワーゲンmove up!(FF/5AT)/スズキ・ワゴンRスティングレー T(FF/CVT)
……149万円/158万250円

ほぼ価格を同じくする、今注目のスモールカー「フォルクスワーゲンup!(アップ!)」と軽自動車「スズキ・ワゴンR」を乗り比べ。秋の日光へ向かった。

149万円 vs. 149万6250円

異種格闘技戦である。「フォルクスワーゲンup!」と「スズキ・ワゴンR」を比較テストするのだ。輸入車と日本車、小型車と軽自動車、全然ジャンルが違うし顧客層も異なるだろう。それでも比較してみようと考えたのは、up!の広報資料にあった記述のせいだ。“up!のライバルにあたるクルマはなにでしょう?”というクエスチョンに対し、「MINI」や「フィアット500」と並べて“価格帯が近い軽自動車の上級モデル”と書かれている。up!のベーシックモデルmove up!の2ドア版は、149万円という戦略的な価格がつけられている。これは、新型「ワゴンRスティングレー」のターボモデルの149万6250円とほぼ同じではないか。

貨幣というものさしで測れば差がないということになるが、クルマの価値にはさまざまな側面がある。動力性能、乗り心地、デザイン、高級感、積載能力など、人がクルマに求める要素は多岐にわたる。あえてガチンコ対決を試みれば、クルマ作りの考え方が浮き彫りになってくるはずだ。

1日かけて2台を乗り比べ、各項目について違いを見ることにする。東京都心を出発して東北自動車道を北上し、宇都宮から日光宇都宮道路で清滝ICまで走る。高速道路を降りて西へ向かい、赤城山を越えて関越自動車道に至り、渋川伊香保ICから都心に戻るというコースだ。

ハイスピードの高速道路と山道を組み合わせたルートは、クルマをテストするには都合がよさそうだ。そう考えたのだが、実はこのコース設定はキャラクターの違う2台にとってはあまりフェアではない選択だったことがあとでわかった。クルマは、想定される使用状況に合うように作られる。得意な道と苦手な道があるのだ。猪木vs.アリ戦に見られたように、異種格闘技戦ではルールが試合を決めることがある。

 
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【スペック】move up!(2ドア):全長×全幅×全高=3545×1650×1495mm/ホイールベース=2420mm/車重=900kg/駆動方式=FF/1リッター直3DOHC12バルブ(75ps/6200rpm、9.7kgm/3000-4300rpm)/価格=149万円(テスト車=同じ)
【スペック】move up!(2ドア):全長×全幅×全高=3545×1650×1495mm/ホイールベース=2420mm/車重=900kg/駆動方式=FF/1リッター直3DOHC12バルブ(75ps/6200rpm、9.7kgm/3000-4300rpm)/価格=149万円(テスト車=同じ)
 
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