織田信長が乗っていたクルマって……? 武将のブログ、「武ログ」が誕生!

2009.10.08 From Our Staff
織田信長が乗っていたクルマって……? 武将のブログ、「武ログ」が誕生!

織田信長が乗っていたクルマって……? 武将のブログ、「武ログ」が誕生!

もし、武将がブログを書いていたら……。そんな突拍子もない設定で書き綴ったのが、「武ログ」シリーズ。第1弾としてリリースしたのが、織田信長と直江兼続の2冊。これを読めば、信長が好きなクルマもわかってしまう?

武ログ壱
織田信長の天下布武日記
右筆武ロガー衆 著
定価861円 二玄社

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武ログ弐
直江兼続の「愛want忠」日記
右筆武ロガー衆 著
定価861円 二玄社

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右筆武ロガー衆 著
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■「歴女」が好きなのはイケメン武将

NHKの大河ドラマ『天地人』のヒットもあって、日本の歴史、特に戦国時代に対しての関心が広まっています。「歴女」という言葉もすっかり市民権を得てしまいましたね。

念のために説明しますと、歴女というのは「歴史好きの女子」の略。武将に対して「萌え」の感情を抱くのが特徴です。「戦国BASARA」などのゲームも、流行のもとになっているという話です。

そんな彼女らに人気の武将は、伊達政宗、真田幸村、上杉謙信なのだとか。本当かどうか確かめようがないのですが、やはり「イケメン」とされている武将の人気が高いようです。

■司馬遼太郎は長過ぎる?

歴史好きというと、以前は司馬遼太郎を愛読するおじさんというのが通り相場でしたが、ずいぶん変わってきたものです。歴史上の人物を深く知りたい、というよりは、武将のキャラを楽しむという感じでしょうか。

『国盗り物語』だけでも文庫本で4巻もありますから、読破するのは大変です。山岡荘八の『徳川家康』に至っては、全26巻です。読み切るには、1年がかりということになりそうですね。

最近では、雑誌の記事などで一度に読める分量は、約500字だと言われています。しかも、若い人は縦書きの文章は読みにくいんだとか。雑誌や本より、ネットの文章に親しんでいるということでしょう。

ならば、本もウェブサイトの文章、ブログの形にしてしまったほうが読みやすいのでは? ということで作ったのが「武ログ」シリーズです。武将のブログ、だから武ログ。そう、ダジャレですね。すみません。

■信長と兼続のブログ本!

今回刊行したのは、『織田信長の天下布武日記』と『直江兼続の「愛 want 忠」日記』の2冊。根強い人気の信長と、ドラマで話題の兼続というカップリングです。少し時代がずれているので、この2人の足跡をたどれば戦国時代の前半後半がカバーできてしまうという仕掛けになっています。

従来のブログ本は、実際にウェブ上にあったブログを本の体裁に整えて出版する、というものでした。それとはまったく逆の作りですね。本来ならば縦書き、それも筆で書いていたものをブログの形式にしてしまうわけですから。もちろんコメント欄もあるし、ブログパーツだってあるんです。たとえば、「i楽市楽座」の火縄銃のバナーがあったり、「amasan.com」が二玄舎(?)の本を売っていたり。「人気武ログランキング」もあります。

なにしろパソコンやケータイがあるという設定ですから、ほかにもイマドキのアイテムが登場します。信長は桶狭間の戦いに赴く時にはiPodでZARDを聞きながら勇気を奮い起こします。上杉家の経理を担当している兼続は、米、馬、刀などの在庫管理をするのに、エクセルを駆使しています。

足利義昭はmixiで「信長包囲網」というコミュを主宰していますし、なぜかK-1の佐藤嘉洋選手が、兼続の助っ人に現れたりもします。ガンダム、西部警察、武田久美子のホタテ水着、ポートピア殺人事件、スケバン刑事、宮沢りえのサンタフェなど、80年代を彩ったアイテムが続々と登場するので、戦国時代だけでなく80年代カルチャーまで学べてしまうのです。

あの信長が選んだクルマは「ハマー」。
あの信長が選んだクルマは「ハマー」。
「信長が斬る! 人生相談」(ブログ)も更新中!
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■ ヒップホップ好きでガンマニア、そして……

しかし、なぜ二玄社が武将の本を出すのか? と、訝しく思われる方がいるかもしれません。確かに、クルマとはかけ離れていますね。でも、もともと二玄社には書道・美術部門があるんです。表紙の「武ログ」の字も、社内で調達しました。

でも実は、この本の中にもクルマが登場するかもしれなかったのです。企画を練っているとき、まず信長と兼続の性格付けをしていきました。信長は短気で冷酷なところがあり、カリスマ性を持っているとされています。対照的に、兼続は勤勉で堅実、忠義に厚い。

さらに人物造形を深めるため、二人の持ち物や趣味嗜好を想定していきました。たとえば、信長の好きな音楽はヒップホップで、自分でラップもやる。ハリウッド映画が好きでガンマニア、スーツはアルマーニ等々。本の中で使われたものもありますが、設定だけで終わったものもあります。

信長の乗っているクルマも決めてありました。それは何かというと、ハマーです。新しモノ好きの信長は、プリウスを衝動買いしますが、3日で飽きてヤフオクで売却。比叡山を焼き討ちしたあとにずんずん登っていけるハマーを選ぶのです。

対して、農業大好きの兼続はやっぱりエコを意識してプリウスなんでしょうか。いや、もしかするとクルマじゃなくて自転車に乗っているかもしれません……。こんなふうに想像してみると、きっと歴史が面白く思えてきますよ。

(二玄社 別冊単行本編集室 鈴木真人)

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