【スペック】全長×全幅×全高=4635×1800×1600mm/ホイールベース=2800mm/車重=1830kg/駆動方式=4WD/3.7リッターV6DOHC24バルブ(330ps/7000rpm、36.8kgm/5200rpm)/価格=499万8000円(テスト車=531万3000円)

日産スカイラインクロスオーバー370GT FOUR TypeP(4WD/7AT)【ブリーフテスト】

日産スカイラインクロスオーバー370GT FOUR TypeP(4WD/7AT) 2009.10.06 試乗記 ……531万3000円
総合評価……★★★★

ファミリーの中で、最もラクシャリーな位置づけにある「スカイラインクロスオーバー」。エレガントに味付けられたという走りと、充実装備の使い勝手を確かめた。

“スカイライン”の名に負けない

北米をはじめ海外向けとしては、「インフィニティEX」の名で2008年秋からすでに販売されているこのクルマ。日本には「スカイラインクロスオーバー」の名で上陸することとなった。海外向けより時間がかかったのは、7段ATの導入を待つなどの事情があったようである。
それにしても思うのは、なんだかんだ言っても、やはりそのブランドのイメージは強力だということだ。セダン、クーペ以外のボディでスカイラインを名乗られると、どうにも違和感が拭えないという部分は、最初は正直なところ結構強かった。
そんなわけで、ステアリングを握る前には『何で敢えてこの名前なんだろう?』という疑問符が浮かばないわけではなかったのだが、実際にはこのスカイラインクロスオーバー、その名前に負けない、いやそれどころか、これこそスカイラインと呼ぶに相応しいクルマに仕上がっていたと言っていい。普段の快適で、そして動力性能の面でも余裕を感じさせる走りっぷりの一方、その奥には確かなスポーツ性も秘めていて、走りの歓びを満喫させてくれる。これは本来、スカイラインが志向してきた方向性のはずだ。
このカテゴリーの中では屈指の艶っぽさを誇るエクステリアにしても、ゴージャス感のあるインテリアにしても同じことが言える。カテゴリー自体が持つ今っぽさも含めてだが、かつてスカイラインが持っていたスペシャルティ的要素が、シリーズ中もっとも色濃く感じられるからである。
価格はセダンよりだいぶ上がっているが、装備はもう他に必要なものが無いくらい充実しているし、同カテゴリーのヨーロッパ車と比べれば、まだまだ安い。ミディアムクラスの輸入SUVを検討している人は、あるいはセダンじゃ落ち着き過ぎだけどクーペはちょっと……というスカイライン党の方も、目を向けてみる価値はありそうだ。

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