2007年東京モーターショーの様子




 
■東京モーターショーは甦る?

--ここで、間近に迫った東京モーターショーに話題を移しましょう。なんでも、松任谷さんはショーを盛り上げるために来場者を場内に案内する役割を仰せつかったとか……。

松任谷:一所懸命に勉強しているところです(笑)。時代も変わりましたよね。
加藤:展示を行う輸入車メーカーがロータスとアルピナだけ、会期も短縮されるなど、大丈夫かと心配する声も聞こえてきます。けれども、いまこそ日本メーカーの底力を見せる絶好の機会だとも言えるはずです。僕はそのあたりをじっくりと見てみたいですね。神足さんは今回の東京モーターショーに行ってみたいと思われますか?
神足:自虐的な意味で行ってみたいですね(笑)。真面目な話をすると、東京モーターショーは来場者を大事にしていなかった感じがあります、日航と同じで。たとえばデトロイトのモーターショーから帰国する時の話ですが、カタログや資料でぱんぱんになったトランクが、空港のチェックインで重量オーバーになったんです。でも「モーターショーに行ってきたんだ」と言ったらまけてくれた。街の人がモーターショーを大事にしていて、あれだったらまた行こうと思いますよ。
加藤:東京モーターショーはそもそも出展料が高いうえに、会場(ホール)内でクルマを走らせちゃいけない、物販ができないなど、規制も多い。出展者にも来場者にもメリットが少ない。
松任谷:加藤さんがおっしゃるように、東京モーターショーはクルマが止まっていますよね。ロサンゼルスのモーターショーなんかはクルマが動きますけれど、静止しているモーターショーから動きのあるモーターショーに変わったら面白い。停まっているクルマを見るならショールームがたくさんありますから。
加藤:自動車メーカーがインターネットで新型車を公開したり、『YouTube』にテスト走行のシーンをアップしたりしてますから、モーターショーの意義そのものが問われますよ。ネット社会の発達を思えば、新型車やコンセプトカーをただ並べておくだけという手法だと厳しい。
松任谷:だからクルマが動いたりクルマに触れられたり、イベント的なものがもっとあるモーターショーを観たくなるかな。僕の印象だと、今回が一番の底で、次からは盛り返しそうな気もしますが。
加藤:もうひとつ、パリサロンは右肩上がりで来場者数が増えているのですが、主催者がパリという街の魅力が人を引きつけると分析していたのが印象的です。東京モーターショーは、ショーが終わった後で食事をする場所にも困りますから。だから出展料を引き下げるとか開催場所を変えるとか、やりようによっては再び東京も盛り上がると思うんです。
神足:でも、どうしてモノを売ったりができないんでしょうかね?
加藤:アパレルひとつ売っちゃいけないんですが、でもモーターサイクルショーでは売っているので、なかなか理解できない。きっと前例がないとかそういうことなので、すぐに改善できると思いますが。
   
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