【スペック】全長×全幅×全高=4210×1790×1495mm/ホイールベース=2575mm/車重=1400kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブターボ・インタークーラー付き(211ps/5300-6200rpm、28.6kgm/1700-5200rpm)/価格=366万円(テスト車=395万4000円)

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FF/6AT)【ブリーフテスト】

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FF/6AT) 2009.09.28 試乗記 ……395万4000円
総合評価……★★★

6代目「ゴルフ」に、人気のスポーティグレード「GTI」が加わった。最新ゴルフの造りと走りを河村康彦がテストする。

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FF/6AT)【ブリーフテスト】

ドライビング流儀の変革

実用的なだけではなく、スポーティなゴルフを創りたい−−そんなエンジニアの夢から生まれたという初代「ゴルフGTI」が世に生を受けたのは1976年のこと。以来すでに33年。そしてその時間の流れの中に、6代のモデルが提案されてきたこの「GTI」という記号を持つブランドは、弟分である「ポロ」、さらにはフォルクスワーゲンの末っ子モデルとして生まれた「ルポ」にまでその血統を分け与えながら、コンパクトなスポーツモデルとしての地位を確立させてきた。
そうはいっても、他のモデルと同様にゴルフGTIにも、長い時の流れがそれなりの成長の過程をもたらしてきたことは当然だ。それを象徴するのが、ボディサイズとそこに搭載されるエンジン出力の変遷。たとえば初代モデルでは3.7m級だった全長は、いまや50cmもの拡大が図られた計算になるし、110psだったエンジン出力も最新モデルでは、そこからさらに100ps以上ものアップ。そもそもはスペース効率重視で考案された四角いボディを、限られた排気量のエンジンをガンガン回してスポーティに走らせる……というのが初代ゴルフGTIに固有だったドライビングの流儀。しかし、そんな走りのスタンスも、“今は昔”のハナシ。いわゆる2ボックスハッチバック車中では、最大級のボディと200psを遥かにオーバーする最高出力を発するターボエンジン搭載の最新モデルでは、このあたりの作法にも変革が求められるということなのかもしれない。

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