【スペック】全長×全幅×全高=2985×1680×1500mm/ホイールベース=2000mm/車重=950kg/駆動方式=FF/1.3リッター直4DOHC16バルブ(94ps/6000rpm、12.0kgm/4400rpm)/価格=163万円(テスト車=172万8700円/スーパークロームメタリック15インチホイール=6万3000円/ディスチャージヘッドランプ+コンライト=5万5650円/オーディオレス=−1万9950円)

トヨタiQ 130G“プラス”(FF/CVT)【試乗記】

小さな大本命 2009.09.17 試乗記 トヨタiQ 130G“プラス”(FF/CVT)
……172万8700円

発売から1年を経た小型車「iQ」に、より大きなエンジンを積んだ新グレードが誕生した。3割の排気量アップがその走りにもたらした変化とは……?

されど、300cc

「トヨタiQ」に、1.3リッターエンジンを積んだ新グレード「130G」が追加された。この130Gこそ、トヨタが意図していたであろう“本命のiQ”だ。

全長3m未満の小さなクルマを考えるとき、それは必ずしも小排気量で安普請のクルマでなくともよい。絶対に安価である必要もない。欲しい性能や特性をちゃんと確保したうえでの話なら、それなりの価格は承認されるべきものであり、安モノだけを無理強いされるいわれはないのだ。クルマの経済性は比較論であり、絶対的な燃費の数値だけが、車体を小型化する理由にはならない。

個人的にこのクルマを買いたいとは思わないのだが、クルマとして支持したい気持ちにはなる。乗れば、納得。前置きはこれくらいにして、実際に走りだしてみよう。
まずこれまでの1リッター3気筒エンジンに比べ、1.3リッターの4気筒エンジンは、当然ながらアイドル振動も少なく滑らかに回る。全幅1680mmは普通の小型車サイズだから、少なくとも室内幅や前の景色はミニカーのそれではなく、5ナンバーサイズの小型車感覚である。それに、ブルブルと振動が伝わることもない。静かになっただけでも、軽自動車やドイツの「スマート」などとは明らかに違う。内装も趣味性にさえ言及しなければ、鉄板が剥き出しのクルマにくらべて豪華に見える。グリーンハウスを小さめにしたデザインもまた、下方の視認性を問わなければ、包み込まれて守られているような感覚を覚える。小さいゆえの不安感は少ない。

1.3リッターモデルが追加されたiQ。しかし、3mを切る全長など、ボディの寸法は変わらない。
1.3リッターモデルが追加されたiQ。しかし、3mを切る全長など、ボディの寸法は変わらない。
欧州市場で使われる1.3リッター「1NR-FE」ユニットを搭載。アウトプットは、国内の「ヴィッツ」に使われる1.3リッター「2SZ-FE」ユニットより7psと0.2kgm大きい。
欧州市場で使われる1.3リッター「1NR-FE」ユニットを搭載。アウトプットは、国内の「ヴィッツ」に使われる1.3リッター「2SZ-FE」ユニットより7psと0.2kgm大きい。
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