ルノー、新型「カングー」を発売

2009.09.01 自動車ニュース
新型「ルノー・カングー」
ルノー、新型「カングー」を発売

ルノー、新型「カングー」を発売

ルノー・ジャポンは、2009年9月1日、新型「カングー」の日本導入を発表した。9月11日から販売を開始する。


ルノー、新型「カングー」を発売

■ルノーの人気モデルがフルチェンジ

コンパクトなボディに並外れた積載性と快適な乗り心地、そして飾らないスタイルが人気を呼んだルノーのトールワゴン「カングー」。1997年に登場した初代カングーは、全世界で250万台以上が販売され、日本でもルノーのラインナップのなかで一番の販売台数を記録した。

そんなルノーのロングセラーも、ヨーロッパでは2007年の秋に2代目が発表されていたが、ようやく日本でも新型導入の運びとなった。2代目カングーは、初代が誇る広い室内スペースとシンプルで親しみやすいデザインを受け継ぎながら、居住性と機能性をさらに高めたのが特徴だという。

日本では、「ルノー・カングー 1.6」の1グレードのみが販売され、価格は5MTが219.8万円、4ATが229.8万円。ボディカラーは全12色が用意される。


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新型でもポイントは積載性。最大2866リッターのラゲッジルーム。
新型でもポイントは積載性。最大2866リッターのラゲッジルーム。

■拡大したボディ

新型は、ひと目でカングーとわかるユニークなエクステリアデザインを採用する一方、旧型に比べるとボディサイズを大幅に拡大している。具体的には、従来型が全長×全幅×全高=4035×1675×1810mmと日本の5ナンバー枠に収まるサイズであったのに対して、新型は全長×全幅×全高=4215×1830×1830mmと、それぞれ180mm、155mm、20mm大きくなった。

カングーの特徴であるリア両側スライドドアはこの新型でも継承され、スライドドアの開口部が20mm広がるなど、後席へのアクセスはさらに便利に。やはり旧型譲りの観音開きのバックドアは、左右それぞれが2段階、最大180度まで開き、低めの荷室フロアとあいまって、狭い場所でも荷物の積み下ろしを容易にする。

ラゲッジスペースは、リアシートを起こした状態でも660リッターの大容量。分割可倒式リアシートと助手席を倒せば、最大2866リッターのまで拡大できる。荷室に備わるトノボードは2段階に高さが選べ、50kgまでの荷物を載せることも可能。また、使わないときには折りたたんでリアシート背面に収納できるのも便利だ。フロントおよびリアのオーバーヘッドコンソールも、カングーの収納力を高めている。

インストゥルメントパネル。写真のATモデルのほか、MTモデルも用意される。
インストゥルメントパネル。写真のATモデルのほか、MTモデルも用意される。
頭上に備え付けられる、3連式のオーバーヘッドコンソールボックス。
頭上に備え付けられる、3連式のオーバーヘッドコンソールボックス。

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■開放的な室内

インストゥルメントパネルは、あくまでシンプルでありながらも、乗用車らしいデザインに生まれ変わった。アイポイントは従来よりも100mm高くなり、低いウエストラインとあいまって、キャビンの開放感が向上したという。ボディサイズの拡大にともない、キャビンの横幅は従来よりフロントで90mm、リアで70mm広がり、その余裕を増した。静粛性の向上が図られたというのも乗員には朗報で、二重構造のフロアや厚手のサイドウィンドウ、ホイールハウスの遮音材などのおかげで、キャビン内のノイズが3dB低減できたという。

「ルノー・セニック」のプラットフォームをベースとした新型カングーには、これまで同様、1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンが搭載される。最高出力は5psアップの105ps/5750rpm。一方、最大トルクは15.1kgm/3750rpmで従来と変わらない。サスペンションは、前マクファーソンストラット式、後トレーリングアーム式を採用する。パワーステアリングはあらたに電動式となった。ステアリングコラムに高さ調節機能が備わったのも、この新型からである。

1800mm超の全幅が日本市場ですんなり受け容れられるかどうかが心配なものの、機能的なファミリーカーとして、あるいは、洒落たデリバリーバンとして魅力を増した新型カングー。ルノー・ジャポンの“看板モデル”として、人気を集めそうだ。

(文=生方聡)

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