【スペック】全長×全幅×全高=4405×1870×1315mm/ホイールベース=2550mm/車重=1520kg/駆動方式=FR/3.7リッターV6DOHC24バルブ(355ps/7400rpm、38.1kgm/5200rpm)/価格=493万5000円(テスト車=527万8350円/カーウイングスナビゲーションシステム+ETCユニット=34万3350円)

日産フェアレディZ バージョン NISMO(FR/6MT)【試乗記】

意外なほどにオトナ向け 2009.08.20 試乗記 日産フェアレディZ バージョン NISMO(FR/6MT)
……527万8350円

新型「フェアレディZ」に、ド派手なエアロで武装したスペシャルバージョンが登場。日産のモータースポーツ部門「NISMO」の名を冠するニューモデルの走りや、いかに?

見かけ倒しじゃない

日産のスポーツカー「フェアレディZ」に、ハイレベルな空力性能を与えたのが、「バージョン NISMO」というスペシャルモデルである。単に空気抵抗を低減させただけでなく、“マイナスリフト”という特性をも得ている。マイナスリフトとは文字どおり、車体が浮き上がらないように地面に押さえつける力のこと。ボディ表面の空気抵抗を可能な限り減らしたうえで、床下の空気をそれより速く流すことで、ボディを地面に吸い付かせてしまうのである。

これを実現したのは、ノーマルとは明らかに異なるロー&ワイドな“エアロボディ”だ。
ノーマルではショートオーバーハングが特徴だったフロントバンパーはロングノーズ化。さらに、バンパー両端のカナード(先尾翼)処理のおかげで、ノーズは地面に押さえつけられる。床面はGT-Rのようなフラットボトム的処理こそなされないものの、パーツの配置を細かく最適化することで空気流が速められ、ディフューザー式にえぐられたリアバンパーから空気が後方へ排出される。ちなみに排気のサイレンサーは、このリアバンパー形状に沿うように成形され、空力パーツのひとつとしても機能している。

その結果得られたマイナスリフトは、120km/h走行時の接地圧荷重でフロント8kg、リア17kg。先代のZ33型ではそれぞれ5kgと15kgだったから、数字のうえでは確かな進歩があったといえる。


日産フェアレディZ バージョン NISMO(FR/6MT)【試乗記】の画像
専用の前後バンパーやサイドシルプロテクター、リアウィングなどのおかげで、ノーマルのZとの違いは一目瞭然。
専用の前後バンパーやサイドシルプロテクター、リアウィングなどのおかげで、ノーマルのZとの違いは一目瞭然。

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