【スペック】全長×全幅×全高=4415×1795×1475mm/ホイールベース=2625mm/車重=1450kg/駆動方式=4WD/2リッター水平対向4DOHC16バルブターボ・インタークーラー付き(308ps/6400rpm、43.0kgm/4400rpm)/価格=368万5500円(テスト車=389万5500円/RECARO製バケットタイプフロントシート+リアシートセンターアームレスト=21万円)

スバル・インプレッサWRX STI spec C(4WD/6MT)【試乗記】

伝家の宝刀 2009.08.19 試乗記 スバル・インプレッサWRX STI spec C(4WD/6MT)
……389万5500円

競技車両のベースとして1000台が限定生産される「インプレッサWRX STI Spec C」は、抜群に完成度の高いモデルだった。

限定1000台、完売必至か?

炊きたての新米を食べた時とか、月に一回ぐらいフンパツしてヱビスビールを飲んだ時なんかに、「あぁ、日本に生まれてよかった」と思う。で、「スバル・インプレッサWRX STI Spec C」(以下、スペCと略します)が368万5500円で買えるなんて、日本人は幸せだと思う。
スペCの欧州での価格は未発表だけれど、日本では336万円で売っている2.5リッターの「インプレッサWRX STI A-Line」がドイツだと4万9490ユーロで売られているという先例がある。1ユーロ=134円換算で、668万円強!! ここから推測するにスペCは5万ユーロクラスで、ちょうど「ポルシェ・ボクスター」あたりと同価格帯になる。

スペCに乗りながら思い出すのは、以前に取材させていただいた刃物研ぎの名人が仕上げた包丁だ。あの切れ味は凄かった。軽く添えた親指に力を加えると、力の入れ具合に微妙に反応した刃がジャガイモの凸凹した表面をきれいにトレースする。ムダな力が要らないから疲れないし、思い通りに刃を動かせるから間違って自分の指を切る心配もない。

あの時、刃物って切れ味がニブいほうが危ないということを知った。競技車両のベースとなることを想定して開発したスペCもまた、エンジンやブレーキが正確かつ思い通りに作動するからストレスを感じない。クルマも、研ぎ澄まされたもののほうが安心&安全なのかもしれない。スペCは、まさに伝家の宝刀だ。

モータースポーツのホモロゲーション取得を前提として企画されたスペCの18インチ仕様は、グループNのホモロゲーション獲得を目的に1000台のみが生産される。2009年12月27日までに900台を限定販売し、残り100台が全世界のレーシングチームに供給される。この値段でこの中身だからアッと言う間に完売となるのは間違いないけれど、17インチ仕様は台数、販売期間ともに制限がないという。


スバル・インプレッサWRX STI spec C(4WD/6MT)【試乗記】の画像
ステアリングホイールとフロントシートには赤字で「STI」のステッチが入る。アルカンタラとレザーを組み合わせたバケットシートはレカロ製。見た目はヤル気マンマンだけど、乗り降りはしやすい。ホールド性はもちろん良好。
ステアリングホイールとフロントシートには赤字で「STI」のステッチが入る。アルカンタラとレザーを組み合わせたバケットシートはレカロ製。見た目はヤル気マンマンだけど、乗り降りはしやすい。ホールド性はもちろん良好。
アルミホイールの隙間から見える黄金のブレンボ製ディスクブレーキキャリパーは、ルックスだけでなく効きも強烈。タイヤは、専用に開発されたポテンザRE070、今回試乗した18インチ仕様のサイズは245/40R18。スプリング、ダンパー、スタビライザーもスペC専用。
アルミホイールの隙間から見える黄金のブレンボ製ディスクブレーキキャリパーは、ルックスだけでなく効きも強烈。タイヤは、専用に開発されたポテンザRE070、今回試乗した18インチ仕様のサイズは245/40R18。スプリング、ダンパー、スタビライザーもスペC専用。

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