【スペック】 全長×全幅×全高=3715×1685×1415mm/ホイールベース=2465mm/車重=1300kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(175ps/5500rpm、24.5kgm/1600-5000rpm)/価格=358万円(テスト車=395万1000円)

MINIクーパーS コンバーチブル(FF/6AT)【ブリーフテスト】

MINIクーパーS コンバーチブル(FF/6AT) 2009.07.23 試乗記 ……395万1000円
総合評価……★★★★★

ハッチバックから2年遅れでやってきた「MINIコンバーチブル」。ターボエンジン搭載のスポーティグレード「クーパーS」で、オープンエアドライブを試す。

デキる遊び人

さすがは「MINI」、ただルーフを切っただけのクルマじゃなかった。ハッチバックに2年遅れてモデルチェンジした「MINIコンバーチブル」は、オープンカーに求められる遊び心を全身にちりばめていた。
なにしろソフトトップの色名がデニムブルーである。ざらっとした青い生地には、ちゃんとオレンジのステッチが織り込まれている。取材車のボディカラーは白だったから、自動車版「Tシャツにブルージーンズ」だ。僕が記憶する限り、幌をデニム風に仕立てた自動車はこれが初めてである。

そのトップを開けて走り出すと、目の前の小さなメーターの針が少しずつ動いていく。「オールウェイズ・オープン・タイマー」と呼ばれるこのオプション、オープンでの走行時間を刻んでいくのだという。屋根を閉じれば、その瞬間にカウントを止める。針の動きを追いたくて、ついつい開けて走ってしまう。
ボディの補強は完璧だし、ルーフの開閉は約15秒と迅速だ。マジメなテーマに対しても模範的な回答を出している。そのうえでMINIコンバーチブルは、徹底的にハジけている。デキる遊び人みたいなクルマだ。
100年前は自動車の基本形だったオープンカーだけど、いまや完全なファンカーである。MINIコンバーチブルは、そんな立ち位置をウィットに富んだセンスで絶妙に表現している。多くのスポーツの発祥の地であり、ファッションや音楽の流行発信地でもある英国は、オープンカー作りもやはり一流である。

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