ヨコハマの最高峰コンフォートタイヤ「ADVAN dB」を試す!

2009.07.09 自動車ニュース

ヨコハマの最高峰コンフォートタイヤ「ADVAN dB」を試す!

ヨコハマの最高峰コンフォートタイヤ「ADVAN dB」を試す!

2009年7月発売の、横浜ゴムのコンフォートタイヤ「ADVAN dB(デシベル)」にいち早く試乗。テストコースで、乗り心地を確かめた。

■ADVANブランドのわけ

ヨコハマのフラッグシップコンフォートタイヤ「DNA dB ES501」が、「ADVAN」ブランドを与えられ、新世代モデルへと生まれ変わった。

横浜ゴムは、2004年より「ADVAN」をグローバルブランドとして展開。以来、さまざまなカテゴリーのフラッグシップに「ADVAN」の名を冠してきた。同社が手がける航空機用タイヤに、ADVANが付けられたこともあり、現在はハイパワーサルーン向け「ADVAN Sport」、SUV向け「ADVAN S.T.」、スポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD08」、競技用スポーツタイヤ「ADVAN A050」などがラインナップされる。
つまり、このたび発表された「ADVAN dB」は、コンフォート系のフラッグシップの役割を担うべく誕生したタイヤというわけだ。

ウェット性能向上のため、「ADVAN NEOVA」にも用いられたマイクロシリカを配合するなど、専用となるコンパウンドを採用。また、構造を見直すことで、軽量化とともにサイド剛性が高められ、乗り心地の向上も図られたという。非対称パターンの採用は、操縦安定性の向上にも寄与する。トレッドにはいたるところに静粛性向上に関わる工夫が採り入れられ、さらに昨今のトレンドどおり、環境性能へのこだわりとして、転がり抵抗の低減も果たしている。

発売サイズは15〜18インチの全15サイズ。価格はオープンとなる。


ヨコハマの最高峰コンフォートタイヤ「ADVAN dB」を試す!の画像
トレッドに刻まれた「サイレントツイングルーブ」は、その名のとおり、静粛性向上に寄与する。溝の開口部を車体外側に向けないことで、ポンピングノイズ(タイヤと路面に挟まれた空気が、外に放出されるときにでる騒音)を車体下方向に出し、耳に届きづらくする工夫である。
写真中央部リブ(うね)の両脇にあるリブに刻まれる溝が、左側(車両IN側)からカットされ、右側(車両OUT側)に開いてないことがおわかりだろう。
トレッドに刻まれた「サイレントツイングルーブ」は、その名のとおり、静粛性向上に寄与する。溝の開口部を車体外側に向けないことで、ポンピングノイズ(タイヤと路面に挟まれた空気が、外に放出されるときにでる騒音)を車体下方向に出し、耳に届きづらくする工夫である。
写真中央部リブ(うね)の両脇にあるリブに刻まれる溝が、左側(車両IN側)からカットされ、右側(車両OUT側)に開いてないことがおわかりだろう。

■正常進化だけではない

まず試乗コースでは、従来型と新型を同一車両に装着してのウェットブレーキデモ走行が、テストドライバーによって行われた。それぞれ2回のトライで、平均して2.5m(誤差補正後)、新型が良好というデータが測定された。その後ウェット路をドライブしてみると、従来型に比べグリップの限界速度が高いことを体感。挙動が乱れ始めても、一気にスピンすることはなく、危険回避がしやすいと感じた。

次にバンクを含む高速周回路を走行。ここでは、直進性の高さと、高速走行時の操舵に対する反応の速さが確認できた。基本的なことではあるが、高速走行時にまっすぐ走れることは重要である。

路面にさまざまな凹凸があるルートでの、乗り心地テストも行った。従来型との比較ができたのだが、かなり極端な路面状況ゆえに、差は体感しづらかったのが正直なところ。エンジニアに確認すると、特に従来品よりも低速での減衰が良くなっているはずとのこと。多少硬く感じたのはこのせいかもしれないが、このあたりは「ADVAN」という名に恥じぬ、運転の気持ちよさを意識してのことなのだろう。

「ADVAN dB」がターゲットとするのは、高性能なラクシャリーサルーン。この手のクルマは「スポーティ」寄りのものが多くなり、運動性能も高められている。これにともない、タイヤもスポーティに味付けされるのは、自然なことといえる。
静粛性や環境性能の向上という、「dB」の正常進化に加え、市場のクルマにあわせた変革も見せた、新しい「ADVAN dB」だった。

(文=webCG本諏訪裕幸/写真=荒川正幸)

■テストドライバーによるウェット制動新旧比較

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