【スペック】全長×全幅×全高=4365×1837×1639mm/ホイールベース=2613mm/車重=1459kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ・ターボ(150ps/5800rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)(欧州仕様車)

プジョー3008 1.6THP(FF/6MT)【海外試乗記】

がんばった“ライオン” 2009.07.07 試乗記 プジョー3008 1.6THP(FF/6MT)

プジョーの“4桁”シリーズ最新モデル「3008」がデビュー。個性的な顔立ちのクロスオーバーモデルは、どんなクルマなのか? 日本導入に先立ち、フランスで試乗した。

3タイプのエッセンス

2004年に先行開発がスタート、2007年7月には量産モデルとしてのデザインが確定−−プジョー社に在籍してすでに27年という、同社のイギリス人チーフデザイナーKeith Ryder氏より、まずはそんなハナシを聞く事になった。ハッチバック・ボディを中心にボリュームゾーンを狙う「308シリーズ」と、新コンパクト・モノスペースである「5008」の間で、プジョーとしての新たな顧客層を狙うという、「3008シリーズ」のプレゼンテーションでのことだ。
ちなみに、こうして、車名の中に“2つのゼロ”を含んだプジョーのモデルというのは、「プジョーラインナップの根幹となる“3桁名称”のモデルから派生した、より個性の強いモデル」というのはご承知のとおりだ。今年春のジュネーブショーでお披露目された3008は、「308派生のクロスオーバー」というのがそのキャラクターのアウトライン。Ryder氏によれば、そこにはSUV、モノスペースカー、ハッチバック&セダンという3タイプのエッセンスが組み込まれているという。

垂直に切り立った力強いフロントグリルや大径シューズ、“高床式”のボディプロポーションなどは、当然SUVのエッセンス。一方で、308比で101mmプラスというアイポイントが生み出す、見下ろし感の強い視界の広がりは、ミニバンに代表されるモノスペースカーのエッセンスだ。3番目の乗用車的なテイストは、インテリアのデザインに表現されている。メータークラスターと一体化したセンターパネル部が、そのままスラントして左右前席を分断する高いセンターコンソールへと繋がるコクピット風の造形は、なるほど既存のSUVなどには見ることのできない、3008の室内で最大の見せ場と言って良いだろう。

とは言うものの、率直なところ「なんだかちょっと無骨で、塊感の強いエクステリアデザインだナ……」と、フランスはパリの凱旋門にもほど近いプジョー本社で対面して、個人的にはまずそんな思いを抱いてしまった3008だが、実はなかなか実用性に優れたパッケージングの持ち主であった。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

3008の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る