【スペック】XFR:全長×全幅×全高=4970×1875×1460mm/ホイールベース=2910mm/車重=1960kg/駆動方式=FR/5リッターV8DOHC32バルブ・スーパーチャージャー付き(510ps/6000-6500rpm、63.7kgm/2500-5500rpm)/価格=1200.0万円(テスト車=1218.0万円/ACC(アダプティブクルーズコントロール)+AEBA(アドバンスドエマージェンシーブレーキアシスト)=18.0万円)

ジャガーXFR(FR/6AT)/XF 5.0ポートフォリオ(FR/6AT)【試乗記】

スポーツサルーンの伝統芸 2009.07.01 試乗記 ジャガーXFR(FR/6AT)/XF 5.0ポートフォリオ(FR/6AT)
……1218.0万円/993.0万円

新開発の5リッターエンジンをラインナップに加えた、ジャガーのスポーツサルーン「XF」。2台の最新モデルに試乗したリポーターは、昔ながらの英国車を感じたという。

英国車の味わい

「ジャガーXF」みたいなクルマ作りは、このメーカーとしてはお家芸のようなものである。スポーツカーのルックスと性能を、豪華サルーンの洗練性とスペースの中で実現したとジャガーは説明する。メーカーによれば現代のXKがかつての「XK120」から「Eタイプ」に続くスポーツカーの精神を持ったグランドツアラーであるのに対し、こちらのXFは1950年代末期に登場した「マーク2」の流れを汲むという。

そのとおりで、たしかにはるかな昔、マーク2は独特の地位を得ていた。ツーリングカーレースで活躍し、町なかで見ると他の実用的なサルーンとはまったく違う、低いたたずまいの中で精悍さとエレガンスを同時に表現している格好が何とも魅力的だった。

XFは、そのマーク2の精神を生かすべく企画された。それゆえ、もともとはジャガーサルーン・ラインナップの中で、「XJ」と「Xタイプ」の間を受け持っていた「Sタイプ」の後継という使命を与えられながらも、微妙にポジションを変えた。スポーティでパーソナルな性格を強め、上級モデルはXJのスポーティ版といえるような立場になっている。

このXF、2007年秋にデビューして以来、我が国にも約1年前から輸入されているが、最近XKに続いて新世代のV8を採用したのを機会に、箱根で乗ってきた。

一日、付き合って知ったのは、XFはジャガーとしてはまったく新しいルックスを持ちながら、その裏には古典的なブリティッシュスポーツの味わいをフルに残しているクルマということで、それこそがこのクルマの魅力だった。


ジャガーXFR(FR/6AT)/XF 5.0ポートフォリオ(FR/6AT)【試乗記】の画像
「XFR」は標準で20インチタイヤを装着。ブレーキキャリパーには、「R」の文字が記される。
「XFR」は標準で20インチタイヤを装着。ブレーキキャリパーには、「R」の文字が記される。

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