【スペック】E550アバンギャルド:全長×全幅×全高=4880×1855×1455mm/ホイールベース=2875mm/車重=1890kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8DOHC32バルブ(387ps/6000rpm、54.0kgm/2800-4800rpm)/価格=1080.0万円(テスト車=1099.5万円/ガラススライディングルーフ=19.5万円)

メルセデス・ベンツE350アバンギャルド(FR/7AT)/E550アバンギャルド(FR/7AT)【試乗速報】

“エコ”だけじゃ足りない 2009.06.19 試乗記 メルセデス・ベンツE350アバンギャルド(FR/7AT)/E550アバンギャルド(FR/7AT)
……902.5万円/1099.5万円

クルマには、環境と同じぐらい大切なことがある! メルセデス・ベンツの新型Eクラスに乗って、そんなことを考えた。

硬派の雰囲気、復活

熱しやすく冷めやすいというのは自分の数ある欠点のひとつで、環境が話題になると「エコだエコだ〜」と、頭の中が“エコだ祭り”になってしまう。けれどもメルセデス・ベンツの「新型Eクラス」に試乗して思い知ったのが、「クルマはエコのみで走るにあらず」ということだ。「新型Eクラス」に搭載された最新の安全装備にふれると、環境性能とともに安全性能もクルマの両輪だということがよ〜くわかる。

たとえCO2の排出量がゼロであっても、事故で大切な人を失ってしまったり、あるいはだれかを傷つけることになったら……。あたりまえと言えばあたりまえだけれど、「新型Eクラス」に乗っているとそんなことを考える。昔はベンツの説教臭いところがイヤだったけれど、齢を重ねるとともに叱ってくれる人も少なくなった。だから「新型Eクラス」の説教が、ちょっと嬉しい。

安全装備をはじめとするインプレッションの前に、7年振りにモデルチェンジを受けた「Eクラス」の概容をざっくりと。まず、ボディサイズはほんの少し拡大した。幅が3cm以上広くなったことは、とくに市街地での取り回しに影響しそうだ。数値だけ見ると全高が15mm低くなっているけれど、これはルーフアンテナの長さの問題で、実際の高さは従来型とほぼ一緒。クルマの基本となるプラットフォームは一新されている。

アグレッシブになったフロントマスクは好き嫌いがわかれるだろう。「V字」をモチーフにしたフロントグリル、ボディサイドを右肩上がりに駆け上がるキャラクターライン、シンプルなリアビューなど、ボディのいたるところがカクカクしている。直線基調の、はっきりと男っぽいデザインで、押し出しも強くなった。なんとなく、W124型の頃を思い出す。個人的には、過去2モデルにわたって採用された丸目の顔のほうがエバっていない感じで好みだ。

1947年にデビューしたW136型以来、全世界で累計1200万台以上が販売されたEクラスは、メルセデスの基幹車種。その時代の最先端テクノロジーを搭載してきたという歴史がある。
メルセデス・ベンツE350アヴァンギャルド(FR/7AT)E550アヴァンギャルド(FR/7AT)【試乗速報】

メルセデス・ベンツE350アヴァンギャルド(FR/7AT)E550アヴァンギャルド(FR/7AT)【試乗速報】
ボディ拡大のほとんどが室内空間に充てられたというけれど、後席の足元スペースが広くなったという実感は得られなかった。従来型から十分な広さがあったということでもある。
メルセデス・ベンツE350アヴァンギャルド(FR/7AT)E550アヴァンギャルド(FR/7AT)【試乗速報】

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