【スペック】全長×全幅×全高=5070×1900×1490mm/ホイールベース=3070mm/車重=2000kg/駆動方式=FR/3リッター直6DOHC24バルブターボ(326ps/5800rpm、45.9kgm/1500-4500rpm)/価格=1010万円(テスト車=1316万5000円)

BMW740i(FR/6AT)【ブリーフテスト】

BMW740i(FR/6AT) 2009.06.04 試乗記 ……1316万5000円
総合評価……★★★★★

「BMW 7シリーズ」が5代目になった。エンジン性能や居住性の向上を謳う、フラッグシップセダンの乗り心地や、いかに?

欲しいのは、ポリシー

電子機能のデキが最初からこのレベルでまとまっていれば、先代の評価もまた違ったことだろう。とはいえ、まだ完璧と評するにはいたらない。例えばラジオを消したいと思った時、iDriveをあれこれ操作しても即座に切ることができないし、ボリュームを下げることもまた難しい。これらスイッチの構成が、煩雑であるからだ。手続きをアチコチ分散させずに簡略化させるか、あるいはどこからでもオフできるように機能を重複させるか、そのどちらかが望ましい。
メーカー側が明確な主義主張をもたず、サプライヤーのいうがままにパーツを受け容れた結果、どこか一貫していない部分が見受けられるのだ。使い方はご自由にというユーザーへの気遣いだとしても、その程度が中途半端なのである。いっそのこと、もっとメーカー主導でいい。

ターボを備えつつ排気量を落としたエンジンなど、駆動系の進化は時代に合ってきている。もはや、排気量を上げさえすればいいという考えに戻ることはないだろう。ただし、カタログでは軽量化を謳っているものの、絶対的な車重はまだまだ重い。ランフラットタイヤの効用は肯定できるが、乗り心地対策はもっと必要だ。それこそ、価格なりの高級さが求められる部分なのだから。

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